前掲のように4月下旬の遮光の夏仕様まで寒蘭育成の特別な作業も無いので、多くの寒蘭花種の中で縁あって蘭舎の仲間になり、我が家の雑な成育環境の中で厳しい条件「原則として、毎年新芽と花芽を出し成育良好で、自然の状態(支柱無し・花姿整形無し)で5〜9花程度の花を5年以上連続して綺麗に咲かせていること」に合致し、現在37花で認定されている我が家の寒蘭優等生について、順次再掲していきたいと思います。

優等生No1はやはり豊雪です。この株は寒蘭を楽しむ契機を与えてくださった亡き先達の由緒ある遺株で、我が棚に来て28年程になるが毎年写真のような花容で綺麗に咲き、蕾の姿ともども寒蘭好きを愉しませてくれる。気候によるのであろうか、同じ場所で咲いても、年によって3枚目写真のように白みや黄みが強くなるが、最近は白い色調で咲く場合が多いようです。名前に雪がつくように、白い豊雪の方が好みです。