高等教育の修学支援新制度が変わります、ってパブリックコメントが出ています。
これは、給付型奨学金制度(所得要件有り)の話です。貸与型奨学金は関係なくこれまで通りどの大学でも使えます!
さて、影響を受けるのは、2025年度以降の入学者と新規の在学採用(家計急変)かな。
対象大学の要件が「直近3年間の収容定員充足率が連続して8割未満」だったら、「原則として」アウトになります。
大事なことなので二度書きます。
「原則」です。
「例外」の記事を見かけない
直近の収容定員充足率が5割以上で、就職率が9割を超える大学・短期大学は「例外」で、セーフなんです。(下の画像の○ただし、…のところ)
今、高2の皆さまへ。
(希望)就職率100%と就職に強い学校を志望しているのなら、まず収容定員充足率が5割あるかで判断してください!
各学校が国に機関要件の申請をするのは6月末なので、それまでに各学校のホームページに公表されると思います
2023年度に公表している学校全体の収容定員充足率が8割未満の場合、経営状態よって以下のパターンが考えられます。
①収容定員自体を縮小してセーフにすることを検討する学校
②対象から外れても相当の独自奨学金が充実している学校
③募集停止して撤退する学校
④特になにもしない学校
①は、まだ存続させるだけの経営体力がある学校です。2025年度の募集要項で人数が減っているか確認しましょう。
②は、修学支援新制度と同等の奨学金を出してくれる場合があります。
③の場合は、続々と募集停止情報が出ています。
④は…
一度対象外になってしまうと、その後3年間は確認申請ができなくなります。給付型奨学金はしばらく使えなくなります。
しかし、専門学校だけ要件が緩いのは納得がいかない。大学が減って、専門学校が沢山残るじゃないですか。
将来的に、学費の工面できない家庭は、「大学進学を諦めて専門学校で手に職つけて」って国に言われているみたいで
年収300万円未満世帯で育った田舎者として、この改変についてはモヤモヤしっばなしです。