2008年6月30日。
陣痛が始まりました。 初めてのことだったので、病院に何度も電話で確認して、病院に来てくださいと言
われたので、病院に行ったのですが、まだまだだったようで、そのまま入院することに。
看護師さんに、「助産師学校の生徒さんがついてもいいですか?」と聞かれ、OKしたので生徒さんがつい
てくれました。とてもいい生徒さんで、時間が出来たら様子を見に来てくれて、腰などのマッサージもしてく
れました。翌日もその翌日もまだ生まれる様子はなく、(予定日は7月10日でした)ただただ、その時を待
ちました。そして、7月2日の夜中、陣痛が激しくなり、分娩室の隣のベッドに移りました。そこには、別に2
人がいてて、一人、また一人と出産しては、 別の人が来て、先に出産して・・・。
そして数時間が経ち、今までとは比べようのない陣痛がやってきました。
また数時間が経ち、朝方の6時頃、ようやく分娩室に運ばれました。
助産師さんも部屋を離れ、何かあればスイッチを押して。と・・・。
そして、破水し、頭が見えましたよーーー!と。
先生も来てくれて、朝の8時過ぎ、助産師学校の生徒さん達も来てくれて、さっきまで一人静かに分娩台に
乗っていたのに、たくさんの人に囲まれ、頑張れーー!がんばれーーー!と励ましてもらいながら、
「おぎゃーーーー!」と声が聞こえました。無事に産まれてくれて、ありがとう!!
だけど、顔も見せてもらえないまま、ただ、男の子が産まれましたよ~!と違うところに連れて行かれまし
た。
ぇ? え? 普通は、ここで顔見せながら、元気な男の子ですよ~~!とか言いながら、抱かせてもらえ
るんじゃないの???と疑問に思いながら、待っていると、「赤ちゃんは、今処置をしているので、あとで先
生から話があります。大丈夫なので、身体を休めて待っていてください」とのこと。
話を聞くと、 胎便吸引症候群というもので、普通は、赤ちゃんはお腹の中では、うんちはしないんだけど、
苦しかったりすると、してしまう時があるらしい。ゆうきの場合は少しの呼吸困難で済んだらしいのだけど、
数日は保育器の中で過ごすことに・・・。
母子同室?やっぱ別室など、色々考えていたのに、強制的に別室・・・。
新生児室に行き、ゆうきを見ると、管だらけ。でも、一生懸命、足や手を動かしてる。
ちゃんと生きてる。その姿を見て、母親になったんだなと初めて実感しました。
9日間で保育器から出られて、新生児室に行くと、人一倍大きな声で泣いているのは、ゆうきでした。
元気な泣き声。丈夫な樹のようにたくましく、勇気のある子に育ってね!と、名前は勇樹に決めました。
胎便吸引症候群と言われた時は、不安でいっぱいになったけど、ほんとに、産まれてきてくれてありがとう
元気にすくすく育ってね