どんなソーシャルメディアや、
SNSにも必ず効率よく仕事をこなしている人や、
同年代なのに一つの分野を極めているような人たちが
いるけど、自分にその運命が見えないのは何故なのだと
思うことが多い。
例えば、僕は他の大学生が1時間で読み終えられる読書課題
に3時間以上をかけてしまうし、基本的にマルチタスクがで
きない。ほんと、社会に出る決意が揺らいでしまう。
この間は、作成したTo Doリストに同じ期限の
課題が3つ存在している事に焦ってしまい、30分くらい
どうしたら良いのかとワタワタした後、
再びどうしたら良いのかわからなくなってしまい、
結局、1時間くらいストレス発散だと言って
YOUTUBEのショート動画を見てしまった。
そして、言うまでもなく、そのまま寝入ってしまった。
(評定の10%落としてしまった)
そんな無駄な時間を過ごしてしまったのだが、
有名漫画家の一日密着取材として多忙な人気作家(『ケンガン
アシュラ』『ケンガンオメガ』作画・だろめおん先生)の
ドキュメンタリーが特に面白かった。
多忙な人の生活には、たくさんの創意工夫が組み込まれてい
るし、叡智の結晶とも言える彼らなりの哲学が学べるのが
ほんと楽しい。
だろめおん先生の「ポモドーロ・テクニック」は自分も
行ったことがあったので、親近感が持てて嬉しかったし、
「耳だけをかく」という手塚治虫さんの仕事術を聞けたのも
新鮮だった。どうにも、手塚先生は同時に連載を抱えたとき
は、自分の体が疲労感を感じないようにタスクをわざと
未完成なものに完成させるというもので、聞いている側には
自分を苦しめているようにしか見えないあたり、
現場の裏を見れた感じがして、何故だか元気も少しもらえ
た気がする。
少し話が逸れてしまうが、だろめおん先生や手塚先生の
活躍を見ていると、同じ日本人として誇りに思うと同時に、
自分も彼らと同じ衣食住を歩んできたのだ自分を信じたくな
ってしまう。