最近、外を出歩くのが異様に怖い。

 

私は高校生の頃に、異性愛者の人にお尻や体の一部を触られてきたことで、

 

男性恐怖症と軽い鬱みたいになったことがある。

 

(電車乗れなかったり、近くに男性がいるだけでBLのようなアタックされるのではとイメージしてしまい気持ち悪くなる)

 

私の同意など関係なく、圧倒してくる。

 

拒否をしても、何度も不意打ちで触ってくるので、本当にどうしようもなかった。

 

しかし、堪忍袋が限界を迎え、

 

学校の先生に相談したことがあったが、

 

彼らは、お互いに話し合うことが大切であることと、

 

私には保健室登校するしかないのだ、と強気に言われた。

 

学校が嫌いな理由の一つだ。理不尽である。

 

そして、現在もそのような現象になりそうというか、

 

半ばなっており、電車や、バスなどの交通機関、

 

大学やバイト先でも男性が近くにいるだけで恐怖心、頭痛、動悸、吐き気がする。

 

大学では、授業に集中はできるはずもなく、

 

今までは、不通に接することができていた友人との会話も

 

もはや当時のようにはいかない。

 

本当に困る。

 

そんな私の心情を知る由もなく、

 

彼の行動は火に油を注ぐように日々繰り返されるので、

 

ネックだ。

 

まず、

 

「う〜。」と言いながらハグしてくることが増えた。

 

最初は、相手に困り事があるのかと、裏を読んで優しく

 

「最近なんかあったの?」などと声をかけていたが、

 

こちらの質問を無視して、ひたすら自分だけハグしたり、

 

体を触ってくるのが許せない。

 

本当、舐められている。

 

そして、自分も許せない。

 

いい様にされて、誰かに話すことしかできない自分こそ

 

卑怯に見えてしまう。

 

だけど、いくら言い返すと覚悟を決めたとしても、

 

その場面になると恐怖に負けてしまう。

 

何もできなくなる。

 

そして、そんな状況から抜け出せない自分の無力さと、

 

世の中に辟易として、死にたくなることが多い。

 

これは言葉にするのが難しいのだが、

 

後先を考えると、

 

何もかもがどうでも良くなってしまうラインがあるような

 

感じで、急に力が抜けて、死にたいと願ってしまう。

 

我ながら自身の意思の弱さに失笑してしまう。

 

あれだけ人を恨み、陥れた奴らよりも幸せになってやる、と

 

決め込んだこともあったが、それも過去の出来事だ。

 

また懲りずに、

 

難なく漬け込まれている無力さがなんとも、哀れだ。

 

それに、

 

今更「やめてほしい」と怒ったところで、

 

「どうしちゃったの?」と言われるオチが見えてしまう。

 

そうなったら、私がおかしな人にされて終わりだ。

 

人を気づつけるためではなく、自分を守る手段として、

 

「気持ち悪い」とはっきりと物を言える人がとにかくすごいと思う。

 

本当に尊敬する。

 

私の場合、どうしてもその言葉が出てこない。

 

喉の手前までは、出かかるのだが、

 

どうしても口をくぐんでしまう。

 

起こるかもわからない未来を考えてしまう。

 

危害を加えてくるからといって、その相手に

 

危害を加えても良いのかと考えてしまう。

 

加害原理に反するといっても、

 

力を行使するだけの確信を得られない。

 

いつもそうだ。

 

何をやっても、人生で確信を得られたことはなかった。

 

だから、

 

「生意気な態度をとったからぶっ飛ばす」というヤンキーや、

 

「こいつ絶対00じゃん」

 

と言えるクラスメイトは羨ましい。

 

意思などない方が楽になれるはずだ。

 

考えなんて、OSを重くするだけだ。

 

そう考えないと、

 

自分が出来損ないになってしまう気がして、

 

自己防衛してしまう。

 

それほど、相手に体を触られると

 

劣等感とフラッシュバックで怯えてしまい、

 

下を向いたまま吐き気を我慢する事で精一杯で、

 

後になってでしか考えることができない。

 

そして、アルコールを飲みたくなる。

 

酔って嫌な気分から解放されたくなる。

 

ルソーの格言を上手いように利用して、

 

「悪いのは社会だ」と大声で叫びたくなる。

 

「やめて」と言ったり、腕を払ったら

 

「う〜」と泣き顔になって、

 

「〇〇が遊んでくれな〜い」と言いながら他の人の所へ行く。

 

あたかも私が意地悪しているようになる。

 

そして、もっと酔いたくなる。

 

事が始まっては遅いのかもしれない。