久しぶりに童話を読む気になったので、「白雪姫」を読んでみた。

 

すると、嫉妬に駆られる魔女や、裏で事件を誘導した黒幕が揚々と描かれており、思っていたよりも写実的だなと思った。

 

一度読んだことのある本でも、時間が経ってから読むのとでは、着眼点や、興味が変わっていることが多いので、必然的に発想や、吸収が違うらしい。

 

だが、どうもみても、一人の愚行や、企みによって、何の罪もない周囲の人の人生が捻じ曲げられてしまうのはあまりにも理不尽だ。

 

平和とか、愛とか言う割には、生徒のいじめ問題に無頓着な先生や、いい人ぶって人の不幸が好きな人は、世の中に一定数以上の割合であると思う。

 

つまり、行動の「よし・悪し」の境界条件と言うのは、相手が自分と同じものを信じることで、初めて成り立つ。

 

そんな秩序のない世界なんて人では生きられないのだろうけど、

 

周りの人が「魔女」のような人物しかいないのなら、どうすればいいのだろう。