国立西洋美術館で開催中の、「ミケランジェロと理想の身体展」に行ってきました!




4年前に師匠とイタリア旅行をして、ミケランジェロの作品はたーくさん見てきました。
でも、せっかく海を越えてやってきた彫刻だから観に行かねばなるまい…。
(絵画以上に彫刻は日本に持ってくるのが大変なのだそうですね。そりゃそうでしょう)
と思ったからというのは建前で、要は、愛する棚橋弘至選手が宣伝しているから、というのが本音のところでした!

(図録を除いて)2000円以上グッズを買うと、棚橋弘至選手の等身大ポスターがもらえるのです。
で、当然もらってきまして、部屋に貼ってあります。
これで抱き枕カバーとか作れないですかねー?




肝心の作品の内容はというと。
ミケランジェロの作品としては、ダヴィデ=アポロ像(未完成のため、ダヴィデ像なのかアポロ像なのかわからない)と、若き洗礼者ヨハネ像が来日しています。
この2作、現在はイタリアとスペインに所蔵されているため、日本で久々の「再会」になった像なのだとか。

若き洗礼者ヨハネ像の方は内戦で破壊され、破片を集めて足りないところは補われています。
頭の方が黒くなっているのもその影響で、残った破片と補われた部分はマグネットで止められ、
新しく破片が見つかれば入れることができるようにしてあるのだとか。
(現代の科学に限界があり、それを認めた上で未来に託すのが、真に科学的な態度というものですね。これは和紙に描かれた日本の美術作品の修復にもいえることです)

会場では、ミケランジェロが発掘にも立ち会ったというラオコーンのレプリカのみ撮影可。
ミケランジェロの作品も素晴らしいけど、そもそもギリシャ時代にこれだけのものが作れたという文化レベルの高さにまず感嘆してしまいます。