昨日Bev(アバスチン)単剤6クール目、計12回目
無事に投薬してまいりました。
予定では折り返し。
治療は順調です。
今から書くまさかな出来事以外は。

3月も最終日。
そろそろあきらめましょっかね。
書くことで、気持ちの断捨離。

少し遡ること、1ヶ月ほど前のことでした。

2017年2月23日
次のアバスチンの日付けを決めるための、血液検査を終え、いつものように主治医の診断。

わたしの主治医は、いつも穏やかで優しい。

3年前の初診ではじめて会った時から、しっくりきていた。
いい先生に出会えてよかった。と思った。

この日も何も変わらず、穏やかに優しく。
まさか、これが先生とお会いする最後になるとは、、、

2017年2月28日
ワンちゃんのゴハンを買っている時、携帯が鳴りました。画面に病院名。
病院からの電話にドキっとします。
普通に診察変更の時はいいですが、再発疑いの時、マーカーが上昇で、病院に呼び出された事があったからです。

婦人科の看護師さんからでした。
恐る恐る用件を聞くと。
“実は急なことなんですが、〇〇先生が退職されることになり、次の受診は違う先生になります。のご連絡です。”と。

“・・・・・・”

もう、直ぐに理解しろってのが無理な話よね!

少し取り乱したなー。

わたしこんな病気だし。とか
再発治療中だし。とか
わたし、先生に信頼をおいてます。とか
先生はどこに行かれるのですか?とか。

看護師さんの様子から、内部も急な事に慌ててるようだし、今ここで詰め寄ったところで、事態が変わるわけでもなく、他の方への連絡もしなきゃだしと、ハッと我に返り、次の診察の先生が変わることは了承し、電話を切りました。

だけど、心の中で
「エライコッチャ、エライコッチャ、よーいヨイヨイヨイ♪  ♪ エライコッチャ、エライコッチャ・・・・」
と騒ぎ出しました。心拍数半端なく。
こんなドキドキ動悸がする事が、ほんま、エライコッチャですよ。

もうこの日は家族に喋り〜の、はなさんにLINEで聞いてもらい〜の。わたしの病気を良く知ってくれてる友達にメールし〜の。で落ち着きを取り戻しました。

この日、母がぽろりと発したのが
“まさか”というやつやね!と。
ん?と聞くと、人生には3つの坂がある話^ ^と。

冗談にもこう笑うしかないね〜と。
母強し^ ^

だけどね、次の日の朝、目が覚めたと同時に、
悲しいの。夢であってほしいな。って
毎日コツコツ埋めてる心の穴に、ズッド〜ンと
大きな穴が空いちゃったよ。
この痛み。わたし知ってるな。それは
失恋だーーーー。

わたしは先生に恋をしていたの?
いやいやいや、恋ではないにしても。
恋人にも見せたことないことまで、知ってる主治医。
命の恩人。
わたし、大事な人を失った。そんな気分。

いや、サヨナラの言葉もなく、
フラれた。すてられた。辛いけどそんな気分。

抗がん剤の副作用でも、ヨイショッと起き上がってやっていたのに、ベッドから出られない。
と、イジイジしてました。

そんなわたしを察して、
はなさんが心配して飛んできてくれました(感謝)
お茶しながらたくさん話を聞いてくださいました。
話すことで、気持が軽くなり、とーっても救われました。

そうしていてもたってもおれず、
診察でもないのに、病院をウロウロ。
主治医の名前の下には代診、代診、代診。の文字に凹み。あぁ何かの間違いではなさそうね。

がん告知でも再発告知でも泣かなかったのに、
ポロポロポロポロしてしまって、
今までクールな付き合いをしてきた、看護師さんが急に優しく親身になってくださって。
相談室の方も、化学療法室の方も。
ここに主治医はいないけど、みんないい人たちと気づきましたことに感謝です。

そして、そして、そして、
ここからが、本当の “まさか” です。
嬉しい嬉しいまさか♪

この事件が起きる数日前、
神戸の患者会“パールポート”で、出会ってしまったのです!待ちに待った同じ病院に通う、同じ病気の方。
主治医は違うのだけど、こんな心強いことはないです!
と、もうすでにオフ会をご一緒したり、お付き合いさせてもらってます♪

そして、またまた、数日前。驚きの嬉しい“まさか”の波。
同じく“パールポート”にて、
同じ病院、同じ主治医のお二方と出会ったのです。
まさか、まさかな展開にびっくりです。

ミラクル。救世主あらわる。

そして、主治医あるあるを話せば話すほど、いい先生を再確認な3人でした。
どうも、やっぱりいい先生なのですよ。
が、な〜ぜ〜。

だから、きっと、よっぽどの何かがあって、
私たちをずっと診ていきたいのだけど(ここ重要)
致し方なく(ここも重要)、去らざるを得なかったのだと考えるようにします。(今は)
今はそう考えさせてください。


先生の異動は良くある話だし、先生が変わっても大丈夫な体制で医療は行われているのだと、思うけれど。
まだまだまだまだ、先生を引きずってます。
わたし、重い女です。


だけど、こうして4人でタッグを組んで(同じ想いをしている方を知っただけでも心強いね)、これからのこと考えて行こうと思います!
↑さっきランチのお約束完了^ ^緊急ミーティング♡

真剣な話、4月に新しい先生も来られる予定だし、楽しみにし様子も見つつ、転院することも視野にいれつつ、しっかり治療も進めて行きたいと思います。

まっさかさまなまさかは、ぐんぐん上向きになりました。
春は別れの季節と言うけれど、出会いの季節でもあったといういい話でした。

『ねぇ先生、再発したとき、たっぷり1時間かけて、これからのこと丁寧に説明くださって、抗がん剤の選択について、作用機序がイマイチ理解できないわたしに、DNAのイラスト描いてくださったり、再発の場所が前からの絵じゃよくわからない時、横からも、断面なども、色々絵を描いて説明くださって、
その一つ一つの丁寧な説明が、わたしの不安を取り去って、先生を信じて治療に臨めたのですよ。

入院中、再発予防について話を聞いてくださる時間を、勤務が終わった後、設けてくださって、わたしのどうでもいい話に付き合わせ、わたし再発したことで、まだ動揺しているんですと言ったことに対して、当然ですよ!と優しくいってくださったこと、忘れません。

退院の日、手術前の忙しい時に部屋に来てくださった時、わたしおトイレとお友達で、恥ずかしいから居留守を使っていたら、5分後にまた来てくださって、まだトイレにこもっていて、仕方なくトイレ中ですぅ。と言うと、
“今日退院ですね、僕いまから手術に入ってしまいますが、じゃこれで、また次の外来で”と言われ、
わたしは失礼なことに、トイレから御礼を言うなんて、恥ずかしエピソード。2回来てくださったとこがミソです。

先生は、外来の時、わたしがコンコンとノックしてドアを開けると、あ!〇〇さん、ね、体調はどうですか?と毎回名前を仰ってくださいましたね。

わたしも先生を選んだわけじゃないし、先生もわたしは偶然来たただの患者かもしれないけれど、
今までの人生で、命を預けることが初めてで。
わたしはこの3年、主治医が先生で本当に良かったです。そしてこれからも、主治医は〇〇先生です。
わたしを助けてくださって感謝しています。
お世話になりました。
ありがとうございました。』

ちゃんとご挨拶できなかったことが、心残りです。
さようなら、先生♡

さて、春からのわたくしですが、
4月11日より晴れて2度目の職場復帰が決まりました。
1度目のやる気満々とちがい、今は不安のが大きいのかな?1度目の復帰で、思いっきりや、目一杯頑張るを捨てたことに寂しさや虚しさを感じていた矢先の再発。

上手くやろ!やれるはず!とイヤキチを鼓舞し^ ^仕事のやり方を考えて頑張ろうって思います!

会社を再び休む時、
復帰のことは考えられなかった。

こうして、
復帰する日が迎えられたことに。
みんながついていてくれたことに。
感謝です♡

ほらね、まさかは春とともに和らぐのです。

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