ここは千葉県千葉市美浜区にある幕張メッセ。
おたけの郷の入居者さん(Aさん)、フロア責任者、そして僕で「注文を間違えるカフェ」に参加してきました。
「注文を間違えるカフェ」とは
【まあいいかlabo きょうと】さんが主催する、認知症の状態にある方が店員となり働くカフェ(レストラン)で、
・認知症になったとしても活躍できる社会をつくる
・認知症の人が「働くこと」を通して貢献しあえる社会を実現する
ことを目的とし、全国各地で行われています。
認知症の状態にある方は「記憶障がい」をお持ちの方がほとんどで、テーブルに行きお客さんから注文を受けたとしても、キッチンに行く頃には「あれ、なんだっけ?」と忘れてしまうことも時にあります。
それでも、周りにいる私たちが
認知症という状態になったとしても全てができない、わからなくなったわけではない。
まだまだ出来る事、社会の中で活躍できる瞬間はたくさんある。
例え忘れてしまったとしても「まあいいか」
という想いと受け入れていく姿勢を持つことにより、認知症という状態になったとしても、社会の中で役割を持ち、人と触れ合い、人の役に立ち、人から必要とされながら生きていくことができるのです。
当日は、国際会議場のロビーに設けられたブースで活動をしてきたのですが、とにかく大盛況で(写真で伝わりますでしょうか 笑)
参加されたAさんも人の多さを見て「ただ、突っ立ってりゃいいやと思っていたけど、これはそうもいかんね」と腕まくりをしながら一生懸命に働いてくださっていました。
約1時間半の営業中、めいっぱい活動をしてきて感じた事はたくさんあるのですが、
活動すること
人と触れ合うこと
社会に出ていくこと
は本当に大切なんだなと改めて感じました。
おたけの郷にはショートステイを含め160名の方々が暮らされています。
皆さんそれぞれ心身の状況は異なりますが
目が見えること
口を開けること
指先を動かすこと
(車)椅子に座り続けること
もご本人にとって「出来ること」ですし
名前を呼ばれ振り向くこと
名前を呼ばれ目を開けること
いつもとは異なる音楽を聴き喜ばれること
もご本人にとって「わかること」です。
今回、認知症カフェに参加させていただくことにより、改めて皆さんそれぞれが持っていらっしゃる「出来ること」「わかること」を大切にしながら、日々の運営を行っていこう!と思うことができました。
【追記①】
今回、このような素敵なイベントにお声がけいただきました「まあいいかlabo きょうと」の皆さん、本当にありがとうございました!またぜひ、どこかのイベントでお会いしましょう!
【追記②】
今年の「足立の花火」
さきほど中止という判断がなされました。
昨日からアイス買って準備してたのになぁ…
残念!
毛呂征也