『何とかならない時代の幸福論』

 ブレディみかこ✖️鴻上尚史




この本は、ブレディみかこさんと鴻上尚史さんの対談になっている。


イギリスに住むブレディみかこさんから見た日本を知るのもおもしろかったし、鴻上さんの言葉がすごく響いた。


なるほどなーって思った鴻上さんの言葉。

   下矢印下矢印下矢印下矢印下矢印

「それは世間のルールの一つ、『共通の時間を過ごすこと」ということですね。

(省略)

あと、自分が生きている場所が強い世間かどうかジャッジする一つの方法は、自分の職場やまわりにどれぐらい「謎ルール」が多いかどうかです。」


この本の中でもあったけど、校則とか会社の変なルールって、誰しも頭の中が「?」になったことはあると思うんだけど、

その謎ルールを「これって、変じゃない?」って言うと、それを言った人が変なやつになるっていう世間という壁に挟まれて生きている。


だから世間っていうものは、共通の時間っていうのも納得した。


世間って、お互い助け合うこともあるから、悪い面だけではないけど、

変なルールで人を縛ったり、共通の時間を共有しなかったり、「変だよ」っていう人を仲間はずれにしたりっていうのは、世間のこわいところだな、と。


また、今はSNSで、世間っていうものが、さらに巨大化しているように感じる。

これから先も、世間って、SNSや環境によって変化していくだろうな。。