「男らしい」ってなんだろう?

じゃぁ、「女らしい」は?

という意見もありそうだが、

私は女なので、女らしさについては語らない。


「男らしい」といって思い浮かぶのは、

・力強い

・たくましい

・弱いものを守る

・細かいことにはこだわらない

・リーダーシップがある

・人前では泣かない、弱みをみせない

・人の失敗を責めずに自分がその責任を負う

・堂々と意見が言える

・寡黙である

・正義感がある

・権力に立ち向かう勇気がある


こんな感じだろうか?


でも、こんな人いない。

イチローさんや高倉健さんや佐藤浩市さんとか、男らしいってイメージがあるけど、たぶん、全部はあてはまらない、はず。。。

そんな完璧な人はいないって思うから。


でも、心のどこかで、他人に完璧を求めてしまう。人間の悪い癖。


そもそも「男らしい」という言葉は、男性のものでなく女性のものかもしれない。

「女々しい」って言葉があるけど、女性に対して「女々しい」とは言わないから、「男らしい」という言葉自体を男性に使う時点で間違えているのかもしれない。


歴史をみても、男性より女性の方が強いように思える。

実際に、「かかあ天下」という言葉があるのは、女性のほうが実際は強い、という証かもしれないし。。。


だから、「男らしさ」とか「女らしさ」とかよりも、もっと大事なことがあるような気がする。


最近のいろんなニュースを見ていると、この「男らしさ」をはき違えているんじゃないか?って思ったりする。


「男らしい」人は嫌いじゃないけど、なんでも自分の思い通りにする人が好きなわけではない。


「男らしい」人は嫌いじゃないけど、自分が一番組織の上にいて正しい、と思っている人が男らしいとは思わない。


「男らしい」人は嫌いじゃないけど、強引すぎるのは男らしさではない。


「男らしさ」という毛皮を着ているだけで、めんどくさいことは部下や後輩にやらせる人を男らしいとは思わない。


「男らしい」人は嫌いじゃないけど、筋肉鍛えたらいいだけではない。


「男らしい」人は嫌いじゃないけど、髭を生やしたら「男らしい」わけじゃない。


「男らしさ」も、時代とともに変化していっていて、でもそれに気付かずに、バブルの時代に流行った「男らしさ」という毛皮を着たまんまで自分をカッコいいと勘違いしているとしたら、、、、裸の王様より恥ずかしい、、、、

と思ってしまうのは私だけだろうか?