5年前のあの時、
スーパーのトイレにいた。
個室。
すっごく揺れてやばい!と思ったけどそのまま出るのもまたやばい状況で。
とりあえず、とりあえず、と…まぁその辺は察してください。
どうにかこうにか個室に出ると、トイレは埃だらけ。
トイレを出ると電球やら埃やら商品やらが床に散乱していた。
震源地宮城の文字。
すごくお世話になった恩人がいる地。
人生を変えてくれたと言っても過言ではないほどお世話になった人。
とても不安になった。
メールをして、返信を何日か待ち続けた。
不安過ぎて共通の好きな音楽を24時間ずっと聴き続ける日々を何日か繰り返し…
数日経って無事の報告が来ました。
そんなことがあったあの日から5年。
この5年で、
大きくなれたんだろうか。
変わったんだろうか。
何か残せてきたんだろうか。
何日か前からもうすぐ5年という言葉を目にしたり耳にして、そんなことを考えてました。
これからの5年はもっともっと、大きくなれるように、変われるように、何か残せるように、
そんな5年にしたいと思います。
生を受けたこと、それを継続できていることに感謝して。
被害にあわれた方々の分まで、なんて大それたことは言えないかもしれないけど、それくらいの気持ちで生きていきたい。
応援してくれているみんなにも、そうでないみんなにも、何か、何か残せるそんな人間になりたいなと思います。
感謝の気持ちを胸に。
2016年3月11日
もるもつと