《'90年代初頭、アメリカで登場したメロディックなHM/HRバンド達 その3》

DAMN YANKEES 【DAMN YANKEES】/国内盤/US

$もりもりのメタル感想文

(1) COMING OF AGE
(2) BAD REPUTATION
(3) RUNAWAY
(4) HIGH ENOUGH
(5) DAMN YANKEES
(6) COME AGAIN
(7) MYSTIFIED
(8) ROCK CITY
(9) TELL ME HOW YOU WANT IT
(10) PILEDRIVER

これは立派な反則です。(笑) ニュー・バンドと言っても各メンバー達の経歴から考えれば十二分に「古豪バンド」でございます。元NIGHT RANGERのジャック・ブレイズ、元STYXのトミー・ショウ、そして「野獣」テッド・ニュージェント・・・。BAD ENGLISHに次ぐ「超スーパー・バンド」の誕生は当時のロック・ファンにとってはそれこそ一大事件に匹敵するものがございましたね~。本作は'90年に発表された記念すべきデビュー作。蓋を開けてみれば、音楽性自体はある意味予想通りのゴージャスかつコマーシャリズム溢れる王道アメリカンHRでございました。ところがどっこい!(死語。笑)、その出来がハンパなかったワケなんでございますなぁ~!・・・・・これこそ「マジック」です。FIREHOUSEやSLAUGHTERのデビュー作もかなり良い出来ですが、本作品は思わず唸らされてしまうほどの貫禄を備えた、正に「横綱」的な1枚だと言えるのではないでしょうか。楽曲的に見てみますと、とにもかくにも名バラード(4)の素晴らしさはいつ聴いても変わりませんねぇ。澄みきった青空のような美しさと清々しさ、何処までも舞い上がって行くような雄大な感覚は、『感動巨編』と呼ぶに相応しいスケール感に満ち溢れております。実際全米で大ヒット致しましたが、この曲はHM/HR史のみならずポピュラー音楽史にも名を残すであろう「普遍的名曲」でございましょう。もちろんそれだけではなく、爽快な王道アメリカンHRナンバー(1)を始め、豪快なアメリカン・ハード(2)、自身のテーマ・ソング的な(5)、ドラマティックなアレンジが秀逸な(6)、メロディアスな(9)など非常に充実。何よりパンチの効いたエキサイティングなロック・チューン(8)や脳天杭打ち直下型ナンバー(笑)(10)などで感じられる、「決して守りには入らないぞ!」と言わんばかりの意気込みや攻撃性が頼もしく、そして嬉しいじゃありませんか!?正に非の打ち所が無い大名盤、個人的には再結成してくれないかなぁ~って密かに願っているバンドの一つでございます。もう一度言わせて頂きたい・・・、これこそ「マジック」です!!!

お気に入り:爽快な王道アメリカンHRナンバー(1)、スケール感溢れる普遍的名バラード(4)、ドラマティックなアレンジが秀逸なアメリカン・ロック・ナンバー(6)、パンチの効いたエキサイティング・ロック・チューン(8)を始め、豪快なアメリカン・ハード(2)、ヘヴィなGuリフがクールな(5)、メロディアスHRナンバー(9)、ハイ・エナジー・ファスト・チューン(10)他、正に非の打ち所が無い大名盤です♪