《'90年代初頭にNWOBHMの再来か!?・・・ってちょっと騒がれた件 その28》

SKIN 【SKIN】/国内盤/UK

$もりもりのメタル感想文

(1) MONEY
(2) SHINE YOUR LIGHT
(3) HOUSE OF LOVE
(4) COLOURBLIND
(5) WHICH ARE THE TEARS
(6) LOOK BUT DON'T TOUCH
(7) NIGHTSONG
(8) TOWER OF STRENGTH
(9) REVOLUTION
(10) RAISED ON RADIO
(11) WINGS OF AN ANGEL
(12) MONKEY
(13) GOOD GOOD LOVIN'

Bonus Tracks:(12)(13)

本シリーズ「その7」においてJAGGED EDGEをご紹介致しましたが、そのJAGGED EDGE亡き後、バンドの中心人物だったGuのマイク・グレイがKOUGARなるバンドの元Voネヴィル・マクドナルドらと共に結成したのがこのSKINでございました。本作は'94年に発表されたデビュー作。音楽的方向性をJAGGED EDGEと比較すると、根底にあるものはさほど変わらないものの、よりメリハリがついてスケール・アップしたような、そんな印象を受けます。これはもちろん本作収録曲の充実ぶりが第一の要因として挙げられるでしょうが、それらを表現する各メンバー達の力量、特に何処かセクシーで尚かつパンチ力のあるネヴィルのVoの貢献度もまた非常に大きいかと思います。アルバムは実に様々な表情を垣間見せながら聴き手を魅了致します。なかなかの出来の作品を示しながら今一つ楽曲に幅のなかったJAGGED EGDEとはここが違いました。顕著な例を挙げてみますと(5)(8)(11)などのバラード曲で聴かれるゴスペルチックな一面でございましょうか。特に(11)なんかはもはやHRの域を飛び出し、『アダルト・コンテンポラリー』に迫る勢いがございますねぇ。(笑) またアコースティカルで土着色のする(4)なども作品的に良いアクセントになっていると言えるでしょう。しかしあくまでもパンチの効いたブリティッシュR&R(6)を始め、(3)(7)(9)(10)のような王道型のオーセンティック・スタイルのナンバーが本作品の屋台骨となっているのは言うまでもございませんね。実に聴き応えのある「骨太」なアルバムだと言えるでしょう。2曲のボーナス・トラックもまずまずだし、この時点ではあのTHUNDERの対抗馬にもなり得る勢いがあったと言っても過言ではなかったと思います。そしてこの勢いは、続く2ndアルバム【LUCKY】で更にギアを上げて行くことになるのでございます。

お気に入り:叙情パワー・バラード(5)、パンチの効いたブリティッシュR&R(6)、スケール感溢れる雄大なバラード(8)、ルーズ&メロディックなHRナンバー(9)、キャッチーなサビが秀逸な(10)、正にゴスペルチック・バラード(11)他。