《'90年代初頭にNWOBHMの再来か!?・・・ってちょっと騒がれた件 その21》

KISS OF THE GYPSY 【KISS OF THE GYPSY】/国内盤/UK

$もりもりのメタル感想文

(1) WHATEVER IT TAKES
(2) BLIND FOR LOVE
(3) EASY DOES IT
(4) TAKE THIS OLD HEART
(5) INFATUATION
(6) FROM THE DIRT
(7) KEEP YOUR DISTANCE
(8) NO PRIZE FOR THE LOSER
(9) COMIN' BACK
(10) PROMISED LAND

'90年代初頭においてのQUIREBOYSやTHUNDERの成功は、後続の「純」ブリティッシュHRバンド達を大いに刺激致しました。本日ご紹介致しますKISS OF THE GYPSYも間違いなくその系譜に属するバンドでございまして、オーソドックスながらどっしり腰の据わったそのサウンドは一部で高い評価を受けたものでございました。本作はそんな彼らの'92年に発表された唯一となってしまった作品。まずシンプルながら何処か気品に満ちたジャケット・デザインが、その揺るぎ無い信念、音楽観を物語っているというものでございます。汗臭い熱気に包まれた狭っくるしいハコの中で、ウイスキーやバーボン片手に身を委ねる・・・、そんなある種ベタな情景が目に浮かんできそうなサウンドでございますね~。(笑) ちなみにアタシゃ丸っきりの「ゲコ」でございますが。(苦笑) ・・・それにしても決して派手ではございませんが、しっかりと正統性を主張しながら繰り広げられる骨太ロック・ナンバーの数々は実に聴き応えがございますね。各楽曲の出来栄えもなかなか素晴らしく、いい具合にキャッチーなのが嬉しいところ。結果的には本作品のみで消えてしまいマニアックな存在に甘んじることとなってしまいましたが(苦笑)、オーセンティックな響きはやっぱり美しいのであります!本バンド、及び本作品共に是非とも再評価して頂きたいなぁ~。

お気に入り:ウイスキー&バーボンがよく似合うルーズなロック・ナンバー(1)、パンチの効いたアッパーHRチューン(3)、哀愁たっぷりのロック・バラード(4)、どっしりミドルテンポかつファンキーにキメた(6)を始め、オーセンティック骨太HRナンバー(2)、大らかでスケール感溢れるゴスペルチック・バラード(8)、泥と埃にまみれたR&Rチューン(9)など。