《'90年代初頭にNWOBHMの再来か!?・・・ってちょっと騒がれた件 その3》

LITTLE ANGELS 【YOUNG GODS】/国内盤/UK

$もりもりのメタル感想文

(1) BACK DOOR MAN
(2) BONEYARD
(3) YOUNG GODS (STAND UP, STAND UP)
(4) I AIN'T GONNA CRY
(5) THE WILDSIDE OF LIFE
(6) PRODUCT OF THE WORKING CLASS
(7) THATS MY KINDA LIFE
(8) JUVENILE OFFENDER
(9) LOVE IS A GUN
(10) SWEET LOVE SEDATION
(11) SMOKE IN MY EYES
(12) NATURAL BORN FIGHTER
(13) FEELS LIKE THE WORLD HAS COME UNDONE Featuring THE ANGELS' ANTHEM

Bonus Tracks
(14) TALE IT OFF
(15) REVIVAL
(16) JUMP THE GUN

気付けば久しぶりの更新となってしましました。(苦笑) 新シリーズをスタートしたもののいきなりパート2でネタ切れかと思われた方もいらっしゃったかもしれませんが、いやいや全然そうじゃないんですよ~。僕も毎日普通に働いているもので実はここのところ仕事が非常にヘヴィ~でございましたので、正直ブログ更新どころじゃなかったんでございますな~。(汗) まったく、ヘヴィ~なのはメタルだけにせぃっちゅう話なんでございますが(全然ウマくない。笑)、ここで仕事のグチをこぼしても仕方がございませんのでとりあえず本編に参りましょう。(笑) ・・・・・・・気を取り直して(笑)、今回は当時間違いなく英国HM/HR復権のカギを握っていたバンドの一つ、LITTLE ANGELSの2ndフルレンス・アルバムでございます。'89年発表の1stフルレンスは以前取り上げましたが、続く本2ndは'91年に発表されております。そして前作より飛躍的に内容が充実した1枚なんでございますなぁ~。前作はオーセンティックな方向性を示しながら自らの独特な感性を携えてユニークなHRを築き上げておりましたが、個人的な感触で言えばまだまだ発展途上でございました。対して本作は、前作の方向性を踏襲しながらもその完成度を高め、更には一般大衆性も大きく増した堂々の「メジャーHRアルバム」と言えると思います。一言で言えば「メロディアス・ハードポップ」と言った方がしっくりくるかもしれない彼らの音楽性、前作の紹介で僕は『Keyの絡み方がユニークで特徴的・・・』と記しましたが、それは本作にもしっかり当てはまります。面白いのはイギリスのバンドでありながら「哀愁度」や「湿り気」といった類のものは比較的控えめで基本ポップでライトな曲調の楽曲が多数を占めるところ。にも拘らずアメリカのそれとは何故か異なってしまうところもまたユニークであり不思議なところであります。具体的でわかりやすい例を挙げますと、はっちゃけパーティーR&R(5)でございますが、これがLAのバンドでしたらきっと「能天気系」になったことでございましょう。(笑) ・・・楽曲はそれぞれ個性に富み、しっかりとしたアレンジやメロディによって支えられております。曲によっては貫禄さえ感じてしまうほどですもんねぇ。僕的には特に前半(2)~(5)辺りの充実ぶりが素晴らしいと思うのですが、やはり全体的に満遍なく良いので聴き手によって好みは別れるかと思います。ですが惜しむらくは作品的にここまでの完成度でありながら、コレ!という強烈な代表曲を生み落とせなかったことでございましょうか。前作には『DON'T PRAY FOR ME』という名バラードがございましたが、本作にはそれに匹敵する名曲は正直見当たらないように思います。(苦笑) バラードと言えばスケールの大きさを感じさせる叙情メロディアスな(4)もかなり素晴らしいナンバーではござますがねぇ・・・。・・・・・『ポストDEF LEPPARDか!?』、あるいは『BON JOVIに対する新たな対抗馬か!?』と実際呼ばれたかどうかは知りませんが(知らんのかい!?笑)、しかし大げさじゃなく当時それほどのポテンシャルを秘めたバンドであったことは間違いないと思われます。残念ながら結果的に本作がピークとなってしまい、その後大きなブレイクも果たすことなくバンド名通り『LITTLE』な存在に甘んじることとなってしまいましたが。(コラ~!笑)

お気に入り:オーセンティック&キャッチーなメロディが映える横ノリHRチューン(2)、レイドバックした曲調が秀逸なポップな(3)、スケールの大きさを感じさせる叙情メロディアス・バラード(4)、はっちゃけパーティーR&R(5)、元気でストレートなスピード・ナンバー(9)を始め、貫禄すら感じさせるゆったりHRナンバー(1)、ポップ&ライト&ファンキーな(6)、バンジョーも絡む明るく陽気な(7)、英国風ウェットなバラード・ナンバー(8)、後半スピード・アップするハードな(12)、ラスト壮大に盛り上がるしっとりピアノ・バラード(13)、スピーディー&ハイ・エナジーな(16)など。