SHOTGUN MESSIAH 【VIOLENT NEW BREED】/国内盤/スウェーデン

もりもりのメタル感想文

(1) I'M A GUN
(2) COME DOWN
(3) VIOLENT NEW BREED
(4) ENEMY IN ME
(5) REVOLUTION
(6) MONKEY NEEDS
(7) RAIN
(8) JIHAD
(9) SIDE F/X
(10) SEX
(11) OVERKILL
(12) I COME IN PEACE

'93年発表の3rdアルバムにしてラスト作となってしまった作品でございます。あれれ~??SHOTGUN MESSIAHってこんな音でしたっけ~!?っていうぐらい大変身した音楽性でございます。確か1stから2ndも結構変化したように記憶しておりますが、『メロディックなHR』という面におきましては十分共通点がございました。しかしこの3rd、完全にインダストリアルです。イカりキレまくっておられます。しかもほとんどのメンバーが去り、前作でBaからVoにチェンジしたティム・スコルドとGuのハリー・K・コーディ、たった2人によるプロジェクトになっちゃっております。バンドは元々本国で成功した後、更なる「世界的成功」を求めてアメリカはLAに渡った経緯がございましたが(それに伴いKINGPINからSHOTGUN MESSIAHに改名)、しかし結局その夢は儚く散ってしまい、どうやらLAでの過酷な試練や仕打ちなどが彼らにこのような急激な変化をもたらしたみたいなのです。'80年代型メロディック・スタイルのバンドが'90年代型インダストリアル系モダン・ヘヴィネスに・・・、こう聞くと大体大半はガッカリさせられるケースだと思いますが(苦笑)、しかし本作に限りそう思うのは全く早計でございますぞ!まず(1)のカッコ良さはタダゴトじゃあございません!スピード感溢れるザクザク痛快なインダストリアル・メタル・チューンなのですが、これが文句なく素晴らしい~。個人的にはインダストリアル系ミュージックはあまり得意な方ではないのですが、しかしこの曲はめちゃカッコいいなぁ~♪問答無用のブチギレ具合がタマりません。(6)もイントロからかなりキテるし、(4)や(8)などは歯切れのいいビートが心地良い。また(2)を始めよく聴くと大多数の楽曲が十分メロディックなんですなぁ~。(12)なんかは調理法が異なるだけで楽曲的には従来からあったR&Rタイプのナンバーだし。いや~、力作です。本作を彼らの最高傑作に挙げる方も少なくないと聞きますが実に納得です。ティムが後にこの手の音楽のパイオニアの一人マリリン・マンソンと絡むことになる事からもわかる通り、決して付け焼刃的ではございませんよ~。真性インダストリアル・ファンの方が本作を聴いてどのように感じるかはわかりませんが、基本正統的なメロディックHR/HMをこよなく愛する(笑)僕と致しましては十分カッコよくて素晴らしい「インダストリアル・メタル」作品だと思います。

お気に入り:何と言ってもオープニングの怒涛のインダストリアル・ヘヴィ&ファスト・チューン(1)は文句なくカッコいい!!!その他イントロからめちゃカッコいいアップ・テンポの(6)を始め、メロディアスなドライヴィン・ナンバー(2)、歯切れ良いビートが心地良い(4)(8)、メロディックなR&Rチューン(12)など。