《ヴォーカリスト交代によるドタバタ劇その5 ANTHRAX編》 

 ~第3章:ARMORED SAINTラスト・アルバム(もちろんこの時点での) の巻~

ARMORED SAINT 【SYMBOL OF SALVATION】/国内盤/US

もりもりのメタル感想文

(1) REIGN OF FIRE
(2) DROPPING LIKE FLIES
(3) LAST TRAIN HOME
(4) TRIBAL DANCE
(5) THE TRUTH ALWAYS HURTS
(6) HALF DRAWN BRIDGE
(7) ANOTHER DAY
(8) SYMBOL OF SALVATION
(9) HANGING JUDGE
(10) WARZONE
(11) BURNING QUESTION
(12) TAINTED PAST
(13) SPINELESS

'90年にバンドの要だったGuデイヴ・プリチャードを白血病で失うという悲劇に見舞われたARMORED SAINT。しかし彼らは屈強な精神力でバンドを継続、旧メンバーも加わって'91年に発表された4thアルバムが本作になります。以前『LAメタル特集』でもご紹介致しましたが、ARMORED SAINTと言えばLAメタル勢の皆さんの中でも一際異彩を放った存在でございました。ブリティッシュHMに根差した逞しい正統的HM路線で一部のマニアから絶大な支持を集めていた彼らでしたが、しかしことごとく運に見放され、本作もなかなかの力作であったにも拘らず大した成功を収めることはできませんでした。(涙)その後Voのジョン・ブッシュがANTHRAXに引き抜かれて一旦解散の道を辿ってしまうことになるのですが・・・。さて本作、ジョン・ブッシュ脱退により当時においてとりあえずラスト・アルバムとなってしまったアルバムでございますが('00年に復活)、前述のようになかなか力の入った作品でございます。音楽性は初志貫徹とも言えるやはり硬派な正統派路線。個人的には冒頭から4曲ほど聴いて、結構いいじゃん!?って思いましたね~。曲によっては何となくSKID ROW的なワイルドさも感じられたりして(例えばタイトル・トラック(8)とか)、タフでガッツあるナンバーが全体を支配しております。最後まで聴くと、これまたこれまでの作品同様決定打には欠けるのですが(笑)、しかし時代に左右されない男気あるHMは好感が持てますね~!亡きデイヴ・プリチャードが書き残したと言う大作的バラード(7)や、やはりデイヴのギター・ソロがフィーチャーされているこれまた大作(12)なんて、涙なくしては聴けませんですぞ~。

お気に入り:正統的ハード・ナンバー(1)(2)(3)、ジャングル・ビート基調の(4)、スピーディーな(13)。また大作的な(7)(12)など。