《ザ・対決7番勝負番外編 U.D.O. vs ACCEPT》

 ~どっちが本家やねん!?対決 先攻 U.D.O.~

U.D.O. 【ANIMAL HOUSE】/国内盤/ドイツ

もりもりのメタル感想文

(1) ANIMAL HOUSE
(2) GO BACK TO HELL
(3) THEY WANT WAR
(4) BLACK WIDOW
(5) IN THE DARKNESS
(6) LAY DOWN THE LAW
(7) WE WANT IT LOUD
(8) HOT TONIGHT
(9) WARRIOR
(10) COMING HOME
(11) RUN FOR COVER

え~、番外編を一つ。(笑)我々の世代では、ドイツのHRバンドと言えば①にSCORPIONS、②にACCEPTというのが一般的な通説なのでございますが、今時の若い世代なら①か②にHELLOWEENが来ちゃうのかなぁ~?ま、それはさて置き、とにかくACCEPTはSCORPIONSに次いで世界的に成功を収めたジャーマンHRバンドと言ってまず間違いはないかと思います。そんな彼らは'80年代中盤にピークを迎えるのですが、まだ達成していなかった「アメリカ制覇」を現実のものとする為になんと看板ヴォーカリストであったウド・ダークシュナイダーと決別してしまいます。アメリカで売れる為にはウドのメタル・ヴォイスはアクが強すぎるとのバンド、マネージメント側の判断だったみたいですが、一応公式的には「友好的決別」ということになっております。とにもかくにもウドはACCEPT脱退と相成ったわけでございますが、アメリカ志向に赴こうとしているACCEPT本体に対し「これまで築き上げてきたACCEPTの伝統は俺が引き継ぐぜ~!」と言わんばかりにウドが結成したバンドがU.D.O.であり、そして'87年に発表した1stアルバムが本作【ANIMAL HOUSE】なのです。まず「自分のやりたいことはやっぱりコレなんだ」「結局オレにはコレしかできないんだ」と言いたげな作風が潔く美しい。アルバムは最もACCEPTらしい音楽性を提示しております。・・・まあ、それもそのはず楽曲は全部ACCEPTの面々が作ったもので、しかも(6)に至ってはACCEPTのメンバーが演奏したりしてますからねぇ~。「友好的決別」も現実味を帯びていて少々微笑ましくもございますが(笑)、しかしウドの強烈なVoはどうあがいてもACCEPTぽくなるような気がします。(笑)肝心の楽曲ですが個人的にはやはりシリアスなテーマが重いアンセム的な(3)が出色の出来かと思います。得意の『地響きコーラス』ではなく子供達のコーラスをフィーチャーしているあたり、逆に楽曲をより重たくしているように感じます。「ヘヴィ」の一言では片付けられませんね~。また(2)や(7)のようなファスト・ナンバーは決してハズさずカッコいいですね!特に(7)はシンガロングなサビも相俟って秀逸です。メロディアスな(4)もなかなか。ウド・ダークシュナイダーという不世出のメタル・ヴォーカリストの新しい船出に相応しい、全体的によく出来たなかなか素晴らしい作品だと思います。一方ACCEPT本体の方はどうなったのか?・・・・・そのお話はまた後ほど。

お気に入り:シリアスなテーマを伴ったアンセム的ハード・メタル・ナンバー(3)は名曲!その他ファスト・ナンバー(2)、メロディアスな(4)、シンガロングなサビが秀逸のファスト・チューン(7)、軽快なスピード・チューン(10)もなかなか。