《ザ・対決7番勝負その6 VAN HALEN vs DAVID LEE ROTH》

 ~アメリカン・エンターテイナー頂上決戦 先攻 VAN HALEN~

VAN HALEN 【5150】/国内盤/US

もりもりのメタル感想文

(1) GOOD ENOUGH
(2) WHY CAN'T THIS BE LOVE
(3) GET UP
(4) DREAMS
(5) SUMMER NIGHTS
(6) BEST OF BOTH WORLDS
(7) LOVE WALKS IN
(8) "5150"
(9) INSIDE

「ヘ~ロ~~ベイ~~ビッ!!!!」で一発ノック・アウトされた方も多かったのではないのでしょうか。かく言う僕ももはや失神状態でした。(ホンマかいな。笑)本作は言わずと知れた『レッド・ロッカー』サミー・ヘイガーをフロント・マンに迎えての1発目、'86年発表バンド初の全米ナンバー1作品でございます。最近デヴィッド・リー・ロスが出戻って?の再結成新譜が巷で話題になっておりますが、このVAN HALEN、ファンの間でしばしばデイヴ派かサミー派で論争になることでも有名でございます。(笑)2人ともヴォーカリストのタイプがあまりにも違いますからねぇ~。音源を聴く限りではサミーはレンジの広いダイナミック・ヴォーカルですから正に「本格派」という感じですし、一方のデイヴは唯一無二、あのタイプの歌い手は他に思い浮かびません。個人的にはどちらも好きですがねぇ~。さすがにゲイリー・シェローンの時は違和感を感じましたが。(ゲイリーもいいVoですけどね。笑)・・・まあ賛否両論多々ご意見がございましょうが、僕の中では本アルバム正に『王道アメリカンHR』な作品でございます。例えばHR初心者の人にアメリカンHRとは?と尋ねられると迷わずこのアルバムを差し出すというような。冒頭の「ヘ~ロ~~・・・」でスタートする(1)からしてもうアクセル全開、キまくっております!複雑なビートと勢いがハンパじゃなく、かつキレの良いエディのカッティング・ギターが爽快な(3)なんかも最高にカッコいいですね~!王道アメリカンHRと言えば(6)など正にそう、またタイトル・ナンバー(8)のドライヴ感や(9)のミステリアスな雰囲気もタマりません。しかし個人的に思う本作品の優れている点は、それまでの彼らの作品にはなかったタイプの(2)(4)(7)のような楽曲にあるんじゃないかなと。とにかくメロディが充実しており、純粋に「歌」としても完成度が高いですね~。確かにポピュラーという意味合いにおいては前作に不滅の名曲『JUMP』がございますが、単純に歌メロ自体は確実に進化を遂げていると言えるでしょう。これはVoがサミーだから作り得た楽曲だと言えるのではないでしょうか。ポピュラー・ファン層をも巻き込んだ前作には及びませんでしたが、大ヒットしたのも十分頷ける内容でございます。・・・・・アルバム【1984】の空前の大成功後、希代のフロントマン、デヴィッド・リー・ロスと袂を分かったVAN HALENですが、まさかの『ヴォイス・オブ・アメリカ』サミー・ヘイガーを迎えることで更に躍進することに見事成功致しました。一方窮地に追い込まれたデヴィッド・リー・ロスの方ですが・・・、これがまた見事にヤッてくれるんですなぁ~。(笑)そのお話はまた次回で~♪

お気に入り:オープニングを飾る痛快かつ爽快なアメリカンHRナンバー(1)、ポピュラー・ロックとしての純度も高いメロディアスでキャッチーなセミ・バラード(2)、複雑かつ激しいビートにエディのカッティング、サミーのシャウトが炸裂するやはり痛快な(3)、キャッチーかつ美しいメロディが秀逸なハード・ポップ・チューン(4)、哀愁の旋律が心に染みるメロディアス・バラード(7)や王道アメリカンな(6)など名曲多し!正にアメリカンHRの大名盤!!