《もりもりのLAメタル感想文 その25》

BULLETBOYS 【BULLETBOYS】/国内盤/US

もりもりのメタル感想文

(1) HARD AS A ROCK
(2) SMOOTH UP IN YA
(3) OWED TO JOE
(4) SHOOT THE PREACHER DOWN
(5) FOR THE LOVE OF MONEY
(6) KISSIN' KITTY
(7) HELL ON MY HEELS
(8) CRANK ME UP
(9) BADLANDS
(10) F#9

'88年発表の1stアルバム。「VAN HALENの正統後継者」みたいな感じで鳴り物入りでデビューした彼らですが、音楽性は正にそんな感じ、絵に描いたようなアメリカン・ハードです。プロデューサーもVAN HALENを育て上げたと言っても過言ではないテッド・テンプルマン、このレコード会社の力の入れよう、将来が約束されたようなバンドでございました。実際この1st、新人ながらかなりの売り上げを記録しております。シングルとしても(2)(5)がスマッシュ・ヒットしましたしね。しかし売れたのはこの1作のみ、'91年発表の2ndもなかなかの力作だったのですがやはり「グランジ・ブーム」という時代の波に飲み込まれてしまいます。正に弾丸(BULLET)の如く時代を一瞬で通り過ぎて行ってしまいましたとさ、チャンチャン♪・・・・・ってことで(笑)、本作品ですが正に「ダイナミック」という形容詞が相応しいパワフル・ハード・メタルな作風でございます。風貌はデヴィッド・リー・ロスですが、歌はサミー・ヘイガー風というVoマーク・トリエンの堂々たる歌いっぷりはお見事、聴いてて力がみなぎってきます。Guは以前ご紹介したあのKING KOBRAに在籍していたミック・スウェダ、彼のギター・ワークも豪快で楽曲をより一層盛り上げております。楽曲は全体的に健康的で爽快で正にアメリカンな作風であるが故、我々日本人が好む湿り気や叙情性といった要素はほぼ皆無なのですが、比較的キャッチーでわかりやすい楽曲が多いので気軽に楽しめると思いますよ。何も考えなくていいのがポイントですかね~。(笑)キャッチーな(1)やシャッフル・ブギ(4)、ファストな(8)なんかは自然にノレるんじゃないですかね~。でも逆にヒットした(2)(5)は典型的な「どアメリカン」な曲なので我々日本人はピンと来づらいかも?特に(5)はソウル・グループTHE O'JAYSの名曲のカヴァーですが、このサビもなくキャッチーなメロディもなく坦々と進んでいく感じ・・・、アメリカ人にしかわらないノリなんでしょうかねぇ。(苦笑)・・・マークの素晴らしいヴォーカルには感服しますが。一方の(2)はまだわかりやすい。迫力満点のパワー・グルーヴィーなミドル・ハード、しかしサビがLIONの『HARD AND HEAVY』って曲とカブっちゃってるのはご愛嬌ですね~。(笑)

お気に入り:キャッチーで軽快なハードR&R(1)、ダイナミックなミドル・ハード(2)、ハイテンションなファスト・ナンバー(8)がお気に入り!その他同じくハイテンションなシャッフル・ブギ(4)、(1)と同タイプな(6)、比較的メロディックな(9)など。