きららのこと③


新しい家族を迎え、(のちにうちのボスになる)

きらら自身、ボスとの向き合い方が分からず、初対面で3箇所噛みました。

太もも2箇所とお腹

自分の縄張り(家)に入られたく無かったのでしょう。

それでもボスは何度も何度もきららに声をかけてくれました。初めは遠くから。

ぺこと4人で散歩へ行き、ボスがぺこを連れ前を歩き、自分ときららでその後をついて行く。


それを何度も何度も繰り返し、やっと家に入れてくれたきらら。

約1か月くらい続けたかと思います。

その時、ぺこは一生懸命きららとボスのキューピット役をやってくれてました。

きららにまるで、「この人は怖くないよー」って伝えてくれてる様に寄り添ってくれてました。

そんなこともあり、初めてお腹を出してボスに甘えたきららの顔を忘れられません。


この日からのきららは、笑顔を取り戻してくれました。



4人で色んなところへ行き、今まで出掛けられなかった時間を埋めるかの様にたくさん4人で時間を過ごしました。
そして、家族旅行に行こう!ってことになり、当時住んでいた千葉から栃木へ。そこでとんでもない事件が起きました。
2泊3日の旅行の初日、晩ごはん後のきららの様子がどんどんおかしくなりました。
穴を掘る様な仕草、吐こうとしても吐かない。とにかく苦しそう…。ボスは、1日様子を見ようと言っていたのですが、私にはそんな事をしていてはきららの命に関わるのではないか⁈と直感的に感じ、夜間救急病院へ。なんとセントバーナード を引き受けてくれる所の最寄りが埼玉県‼️栃木から埼玉まで高速でかっ飛ばして着いたのはもう日付をまたいでいました。緊急手術‼️
なんときららは胃捻転(いねんてん)という大病になっていました。そのまま手術になり、朝まで病院の駐車場で待ちました。その時間はすごく長く感じ、何で旅行なんて行くことにしたんだろう。きららにはストレスだったのでは?と自分を責め続けました。

夜が明けて、手術終了…。
面会したきららは、体中管が繋がれて、立てない状態でした。




なんとか一命を取り留めたきららでした。

その時、きららは7歳。残りのきららとの時間をどう過ごすのが1番良いのか家族で話し合いました。

その結果、この先も人の目を気にしたり、他のわんちゃんに気を遣って生きて行くのはどうなんだろう。きららが外でもきらららしく過ごせる場所。


きららは人が苦手。犬も苦手。

そうしてしまったのは間違い無く自分。そうずっと思ってきましたが、ボスの言葉が刺さりました。

そういう性格なんだよ!

確かに、人間だって人見知りとかいるもんな!

そう思うと気持ちがかなり軽くなりました。。


それから約1年後。当時住んでた家を売り、オンラインでしか見れなかった物件でしたがきららの為の一心で中古物件を購入し、四国へ移住することになりました。


綺麗な景色、静かな環境、美味しい水、全てが新鮮でした。

移住してもうすぐ2年。きららももうすぐ10歳を迎えます。

これからどうなるか分からないけど、前向きに家族4人で過ごして行こうと思っています。


今回は以上です!