むずむず脚症候群に鉄剤投与で改善! | ほぼ年中無休 もりぞの内科の「ホンネでぶつかる医療の話」

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先日 漢方と 精神疾患の勉強会があったので。

それほど興味はなかったですが 参加すると 面白かったです。

 

 

 

 

演者は 島根大学医学部教授 堀口淳先生

 

 

 

 

 

 結構見た目 お年の先生ですが。

 

 

 ユーモアもあり 話も面白い。

 

 

 

 

むずむず脚症候群にはまず鉄剤投与しろビックリマークと。
 
 フェリチン50以下なら 投与しろビックリマーク
 
 
 スライドにはだしてませんが
 
 
 
 本音を言うと フェリチン100以上にしたい ということで
 
 
 藤川先生と 同様の基準ですね。
 
 
ちなみに女性だと ほとんどの方が
フェリチン50以下です。
特に鉄剤内服してない若い女性は全員って言って良い位
 

 

 

 

だけどこの治療保険診療すると

 
 
 厳密に言えば 
 
 違反が 二つあります。
 
 
 
 フェリチンが50いけば 貧血治療はもう十分と
現在主流派は考えており中断しないといけません。
 
 もう一つ むずむず脚症候群にフェリチン測定して
鉄剤を投与する治療法は 
適応外処方となります。
 
 
 
 まぁ 鉄欠乏性貧血と 病名入れてば 大丈夫ですが。
 
 
あと 福岡県では この治療するのも 中々難しいですね。
 
 
 フェリチンが 査定されやすいから
 
 フェリチン測定と 1錠10円の 薬で 済む話なのに。
 
 
 保険査定ってのも 変だよね。
 
 
428円の ニュープロパッチ4.5mgを 30日分出す方が 
 コストパフォーマンス悪いでしょ。
 
ちなみに ニュープロパッチは一日薬価 834円まで増やせます。
 
 
 保険査定は お咎めなし。 月 2万5000円以上かかるのに。
 
精神疾患の患者さんは
まずベースに貧血を治して
できるなら糖質控えて
 
その後に 高額な薬を考えると医療費削減に
 
とても貢献すると思うんだけどな~
 
 
 
 
とりあえず精神科学会は一部の先生で
 
鉄の大事さを認識し始めてますが
 
糖尿病学会はまだ糖質の悪さをほとんどの先生が理解できてないようです。
 
 

 

 

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