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当院の高血圧治療は血圧が高ければすぐに降圧剤を処方するという事は少ないです。
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当院の高血圧治療は、最初に本態性高血圧、二次性高血圧、不安事高血圧(これは私の造語です。白衣高血圧に似ています。) の診断を行います。
現在の動脈硬化の把握、24時間血圧計による判定 心臓エコーによる心肥大の確認 時に副腎のCT、動脈硬化危険因子の確認をして、適切な内服薬の処方 または食事指導を行います。
他院で処方された薬を減量することの方が多いです。
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ちなみに 不安事高血圧は ぐぐっても 出てこないので説明します。
結構不安時高血圧多くて、降圧剤を無駄に飲まされている患者さんも多いです。
下の24時間血圧計は 高齢女性のデータです。
いつも市の健康センターに運動するためにいくのですが
センターでの収縮期血圧(上の血圧)が 180とか200とかになるので
危険なので 帰ってください。と市の職員から言われて追い返されるようです。
私からしたら、こんなんで帰したら、運動できなくなってますます血圧上がったり、下肢筋力が低下するじゃないかって思います。
市の職員も何かあった時の責任を取りたくないんでしょうね。
一公務員としてはしかたのない 方法なのかもしれませんが・・・
この患者さん 典型的な 不安事高血圧です。
「血圧上がっていると 嫌だな」って 心配することによって 血圧が上昇します。
時に 上が200位いくことも珍しくありません。
24時間血圧計をみると、 不安な時、つまり 機械をつけてすぐは血圧が高いです。
しかし その後は 下がっています。
夜間なんか 100前後しかないです。
こんな患者さんに 降圧剤追加したら、夜間低血圧になって、トイレで倒れて 場合によっては天国に行ってしまいます。
翌日は 日中も 130~140で 高齢者にとっては適切な値になっています。
エコー上も心肥大の所見ないので
もちろん 降圧剤を処方する必要はありません。
不安時の高血圧によるリスクより、過度降圧のリスクのほうが高いからです。
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もりぞの内科 年中無休
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糖尿病診療
院長 森園 茂明
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