食品中のカドミウムとがん発症、明確な関連なし
読売新聞 5月1日(火)
食品に含まれるカドミウムの長期摂取と、がん発症のリスクに明確な関連がないことが、国立がん研究センターの大規模調査でわかった。発がん性物質とされるカドミウムは、国内の食品に微量含まれており、長期摂取とがんとの関係が懸念されていた。
がん研究センターは、岩手や長野、茨城、沖縄など９府県の４５-７４歳の男女約９万人を対象に、１９９５年と９８年に食事などについてアンケート。２００６年まで追跡し、がんになった５８４９人（男３５８６人、女２２６３人）の摂取した食事のカドミウム量とがん発症の関係を調べた。
喫煙や飲酒などの他のリスクを除いたところ、カドミウム摂取量とがんのリスクに相関はなかった。部位別には、カドミウム量が多いと、男性で胃がんと膵がん、女性で腎がんと子宮体がんのリスクが高かったが、統計的な差はなかった。
国際がん研究機関は、カドミウムを扱う労働者や汚染地帯では肺がんが増加するとし、発がん性物質と分類する。今回の結果について、がん研究センターの沢田典絵研究員は「食品中のカドミウム量が少ないこと、吸入ではなく摂取であることが考えられる」と話す。
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昨日の新聞記事です。
この文章読むと 、「あ～ カドミウム食べても大丈夫なんだな」
って 思いますよね。
以前に ブログに書いたカドミウムの記事なので 興味をひかれました。
＾＾＾お米に カドミウム ＾＾＾
お米にカドミウム含有量が多いので、 カドミウムが危険！ って報告は 日本では発表しにくいので
そういう バイアスが かかるのは 考えて読まないといけませんね。
ポイントは 二つ
吸入と 食べるの違いはありますが、 国際的には カドミウムは発癌物質と認められている点は事実。
もう一つ、この試験が毛髪検査や尿検査等の実際のカドミウム量を測定したわけでなく 調査方法が 食事のアンケートな事です。
この 食事に関するアンケート調査は 私が推測するに 全くあてになりません。
日本人のカロリー摂取量が、数十年前から 変わってないなんて報告を 医師も信用していますが
これは アンケート調査(聞き取り調査)だからです。
明らかに カロリー摂取は ２０～３０年前と比べて 増えてるはずです。３０年前は、コンビニもなく、そんなに、ジャンクフードもなかったですよね。
昔は 沢山食べる事が裕福の証。 現在は食事量を制限する方が我慢できる立派な人の証。
だから 昔は 大目に申告、現在は少な目に申告していると考える方が自然です。
酒やたばこのアンケートはあてになりますが
カロリー摂取や 食事内容の アンケートは 参考にしないほうが賢明です。
だから 食事内容のアンケートから カドミウム量を推測しても無意味です。
排出能力も人によって違うでしょうから。
私は今後もお米は 食べますが、カドミウムの チェックは 必要と考えていますし
多量のカドミウム摂取は やっぱり危険だと思います。 特に体内にたまりやすい人は。
この調査でも、有意差はないようですが、若干部位別に癌が増加傾向であったような匂いがしますよね。
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