先日の 糖尿病新患
血糖と ＨｂＡ１ｃ 高いですね。
血糖 ４８９ ＨｂＡ１ｃ １６．５
非常に高いですね。
こう言うと 病気自慢の患者さんは
「俺は、 血糖６００だった。」
「いやいや 俺は 血糖７５０だった」
なんて自慢されるかもしれません。
実は、 血糖６００～７００位は それほど珍しくなく 時々みます。というか毎月みます。
この ＨｂＡ１ｃ １６．５％と 言う数字の方が珍しいです。
もしかしたら 血糖 １０００ よりも。
御存じの通り、 ＨｂＡ１ｃとは、 血糖値の １～２ヶ月の平均の点数みたいなものですね。
血糖の 通信簿みたいな。
血糖値は、７００～８００位になると、意識がぼやんとしてきます。
個人差ありますが、血糖が上がりすぎると意識がなくなります。
そうすると 救急車で運ばれますね。
この時、実は１～２週以内で急激に血糖上昇している事が多いので、それほどＨｂＡ１ｃ上がってなかったりします。 ＨｂＡ１ｃ １０～１４.５％ 位で運ばれてくるようなケースが多いですね。
劇症１型糖尿病なんかだと 血糖７００ でも ＨｂＡ１ｃ 6.0%とか。
ＨｂＡ１ｃが１６％を超えるには
持続的に ２ヶ月位、 血糖４５０～６００ 程度を維持しないといけません。
つまり、昏睡になるほどは血糖上昇せずに、しかし改善することなく口渇、多尿、体重減少に悩みながら、２ヶ月過ごして、ようやく出せる値なんですね。
だから、あまり診ることが ないんですね。
余談ですが
私が診た中では、 血糖値は、２１００位が最高です。
ＨｂＡ１ｃは勤務医時代はあまり覚えていませんが、開業してからは ＨｂＡ１ｃ16.5%が最高な気がします。
血糖値の 最低値は １ です。 血糖 １ 。
一応検査部に間違いじゃないかと確認しましたら、まちがいでないとの事ですが。
さすがに間違いのような気がします。
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もりぞの内科 年中無休
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糖尿病診療
院長 森園 茂明
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