今年の春から大学教員となり新入生に向けた講演をすることになった。
講演内容は留学に関するものであり、若い学生が海外に出るようエンカレッジしてほしいとのことだった。
2度の留学を経験しているものの、一度目のスイス留学はかれこれ8-9年前のことなので、詳細は忘れている部分が多い。
そういえば当時ブログをやっていたなと思い出し、探して見たところ、このブログを発掘した。
読み返してみると、思いの外真面目に心境や留学の様子を写真とともに書いていて自分に感心した。
それにしてもブログのタイトルがきつい。藍と灰。今見ると恥ずかしくてこのブログの存在は誰にも話せていない。
一方で、米津玄師の楽曲に「灰色と青」というものがあり、悪くないなとも思った。
講演会の最後に、わたしの好きな作家の村上龍先生の小説「歌うクジラ」から一節紹介した。
"大切なことを理解した。ぬくもりも音も匂いもない宇宙の闇の中で、気づいた。生きる上で意味を持つのは、他人との出会いだけだ。そして、移動しなければ出会いはない。移動が、すべてを生み出すのだ。"
この小説を読んでから、時間も経ち、色々と経験してきたが、やはりこれは真理だと思う。