dark matter | jyukucho-のブログ

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大阪府柏原市清州にある学習塾、「森田ゼミナール」の塾長blogです☆☆

太陽の回りを地球が

円運動していると考えると

ニュートンの運動方程式

f=maから

GMm/r²(万有引力)=mv²/r(質量×加速度)

という関係式が成立します。

G 万有引力定数

M 太陽の質量

m 地球の質量

r 太陽と地球の距離

v 地球の速さ

です。

これをvで解くと

V=√GM/√r

すなわち速さは、

G一定より

太陽の質量の平方根に比例して

太陽からの距離の平方根に反比例します。

 この関係式は、太陽と地球以外でも成立しています。

大きな銀河団でも

もちろん成り立つはず。

ところが、

アンドロメダ銀河の観測で、

中心付近の星団と外縁部の星団の

回転の速さが同じであることが

観測データから

判明しました。

 

r(距離)が増えれば

速さは、距離の平方根に反比例するので

外側は、遅くならないとおかしい。

それなのに速さが等しいのは

銀河内部にきっと

光学的には観測できない隠れた質量M 

があるに違いない。

 

これがdark matter の存在証明に

なりました。


現在では、

私達が習う水素やヘリウムなどの原子は、わずか宇宙の成分の5%、

そして25%がこのdarkmatterで占められ

宇宙の生成、ひいては太陽、地球、そして生命の誕生に大きな役割を担ったことが

わかっています。

ちなみに残り70%は

宇宙の拡張を加速させる

dark energyといわれています。

 

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