昨日はジョンレノンがオノ・ヨーコさんと観た能
『隅田川』を観ました♪
この物語は、次のようなお話
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京都の12歳の子どもが人商人(人さらい)にさらわれて関東まで連れて来られたところで病気になって死んでしまう。気の毒に思った土地の人たちが隅田川のほとりの塚に埋葬しました。
その子の一周忌に土地の人々が大念仏の法要をしているところに、
夫を亡くし、一人息子をさらわれた母親が息子を探す旅を続けて隅田川に辿り着く。
その法要の所以を渡し船の船頭から聞いた母親は、
弔われているのが自分の探し歩いている息子だと知り!
嘆き悲しみながら
人々の法要に混じり、母も念仏を唱えます。
すると!
子どもの声が聞こえて来て! さらに
塚の中から子どもの幽霊が現れて!!
母は喜びますが、
抱きしめようとすると
すり抜けてしまい、
幽霊なので触れられません🥲
そしていつしか子どもの姿も見えなくなって、
塚に春風が吹いているばかりだった。
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というもの。
とても悲しいお話😭
ジョンレノンに能を観せようとお連れした方が、
この能を観てジョンが涙を流すのを
オノヨーコが静かに涙を拭いていた。
2人が一心同体だと感じた、と話していました。
お見せする作品が
隅田川のような暗い作品になってしまって、、とも。
本当〜に、この作品は暗い。
でも能楽師たちには
演じるのに色んな口伝(くでん: 特別に許された人にしか教えてもらえない演技法)などがあるらしく
憧れの演じてみたい作品らしい。
こんな作品を観たジョンレノンは
能が好きにはなれなかったのではないかなぁ〜と
思ってしまう。
私がジョンレノンに能を案内するなら、、、
『邯鄲』
夢の中で皇帝にまで上り詰めるが、目が覚めたらご飯を炊く間(一炊)だった。人生は一炊のようなもの、と悟りをひらく作品
なんかを観せたいかなぁ なんて妄想をしながら観ていました。