2023年の4月から友達の別荘に頻繁に行くようになった。
そのときの体重は60kgを超えていた。今では50kgとなった。

その1年前からあるダイエットセミナーに参加し、そこでなぜ太るか、体のメカニズムを学んだ。
お茶を飲んだり、魚を食べたり、ナッツ類を食べるなど主に食事の内容に関するものだった。
これを実践すると私の高かった血圧は正常値となり、また髪の毛も白髪が減り、印象はずいぶん若返った。

真面目に教えられた通り実行していたが、65kgからいったん57kgになったものの、バレンタインの義理チョコを食べすぎて瞬く間にリバウンド。砂糖の怖さをこの時思い知った。
そこから先がずっと横ばい。でぶでぶ体型から全く変わらなかった。「ブヒッ」

ところが友達の別荘に毎週行くようになり、おんなじ物を食べていると、一週間ごとに1kgずつ体重が減っていった。
空腹を我慢して付き合っていたわけではない。ただ、おなかも空かないのに、時間が来たからって食べることはしなかった。
友達も「おなかがすくまで断食してるねん」って言っていた。
別荘の夜の食事は高たんぱくで酒浸りというか、基本的に飲めなかったつもりでいたが、食材があまりにもおいしくって、けっこう飲めるようになってしまった。

毎回炭焼きで、メニューは以下のとおりである。

焼き物では、なすびの丸焼き、鶏肉、しいたけ、キャベツなど旬の野菜。
鶏は宮崎地鶏のようにボウボウ燃やす。なすびも切らずにそのまま黒焦げにする。
生ものはカツオのたたきや生レバー、ささみ。特に新鮮な鳥を供給してくれるお店があって、品質が信用できるのでそこで買っている。
カツオはその場で火炎放射器みたいなバーナーを使ってたたきにする。

ネギを細かく切ってそれらにのせ、醬油かポン酢で食べる。
生レバーは塩とごま油、ささみはワサビ醤油で調味料はいたってシンプル。
それぞれの食材は大阪のスーパーで買うよりずっと新鮮で安い。
別荘でのディナーはおなかがパンパンになるまで、腹八分目なんて健康のことなど考えず、欲望を満たす。
こんな褒められない夕食を続けながら、なぜか2か月でほぼ6kgくらい体重が減った。

時間も遅くなったので次回につづきを書きます。

 ― ねむりんのひとりごと ―

 

written by もりよしねむり