先日の通夜、告別式でお坊さんが話した内容の紙切れを後で読もうと机の上に置いていた。
すると、たまたまそれを読んだ友人。それがきっかけとなり諸行無常の話へとなった。
「通夜の席での話の内容ではないよね。」
話は『諸行無常』の言葉の意味について。

そう言えば近頃、この言葉をよく耳にするようになった。
以前にも説明してもらっていたのにその意味を説明できないわたし。
電車の中で諸行無常の意味を調べたらおよそこういうことだ。

全ての事象は常に変化する。また生まれては消滅する。永遠に変わらないものはない。
日常生活の中で言えば、季節の移り変わり、家族の成長、友人との関係の変化。

自分も私たちの周りの環境も絶えず変わり続けている。

祇園精舎の鐘の声 諸行無情の響きあり 沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。
奢れる人も久からず、ただ春の夜の夢のごとし。 猛き者も遂にはほろびぬ、 ひとへ に風の前の塵におなじ。

この4文字熟語を見るとどうしても平家物語の始まりの文を思いだす。中学校の時に無理やり暗記させられた。
「いいことはいつまでも続かないよね。若かりし頃はちょっとくらいかわいかったのに、今では見る影もない、みたいなことやでって」友人に言われた。

気を取り直して、自分の周り半径5メートル以内で繰り広げられる目の前の今の生活を楽しみ、そこにしあわせを感じるようにしようっと。

変化に感謝💕
老化に感謝💕
気づかせてくれた友人にも感謝💕

わたし、紆余曲折の末、今を生きてます。

 ― ねむりんのひとりごと ー

 ― ねむりんのひとりごと ー

 

written by もりよしねむり