「お前さん方、ずいぶん阿漕なマネするじゃねぇか・・・」
こんなセリフ、時代劇の悪代官とか任侠映画のワル親分にしか使われない死語だと思ってたけど
まさか令和の時代に自分がテレビ局に対してそういう気持ちになるとはね。
「日テレさんよ、ずいぶんと阿漕なマネしてくれるじゃないか」
慎吾が24時間テレビ内のドラマに出演する、と聞いた時の私の気持ちです。
阿漕（アコギ）：しつこくずうずうしいこと。特に無慈悲に金品や利権をむさぼうろうとする強欲で人情に欠けたあくどい様子のこと
慎吾が今度、読売テレビの特番「正解は現地で」に出るのがわかった時は
定期的に彼が特番に起用されるのは、持ってる数字に期待されてるんだろうね、なんてことを前向きな気持ちで書きましたが
まさか日テレまでそこに目をつけてくるとはね・・・
今まであの局が慎吾や新しい地図、突き詰めればSMAPの存在さえも徹底的に無きものにすることに加担してきたことを知る身としては
どのツラ下げてオファーしたんだ、と呆れます。
百歩譲って普通の番組ならまだしも
今世間から非常に冷たい視線が注がれている24時間テレビに出すって・・・なんじゃそれは、と開いた口が塞がらない。
そこから色んなことが透けて見えてくる。
今まで旧Jタレばっかり使っていたくせに、今年は1人か2人しかそちら側からは出演しないらしい。
あっちが出ない今年なら、慎吾出しても大丈夫（あっちの幹部の顔色うかがわなくていい）っていう風見鶏精神で動いてるとしか思えん。
そして慎吾（+欽ちゃん）の好感度で、番組に対する悪いイメージを払拭させる魂胆か、と疑ってしまう。
そういえば
先日、旧Jから出演するA君がかのBTSの方と番組内で共演する、ってことも大々的にPRされてたな。
そのニュースが流れた時ARMY（BTSのファン）の方々がSNＳで
「えーーーーー」（よりによって、なぜ今の24時間テレビに出るんだ）って絶句してるのを目にしてたけど
まさかまったく同じ気持ちを味わうことになるとは。
そんな制作側のなりふり構わない姿勢に推しが利用されるのは辛い。
でも
慎吾自身はそういうあれこれは全部超越したところにいるんだろうなぁ・・・
と、彼のポストを見て思う。
うーん・・・なんだか踏み絵を迫られているような気分。
慎吾が「嬉しい」と喜んでいるドラマ。
彼の演技がまた見られる貴重な作品、それも恩師とも言える欽ちゃんに関わるドラマ。
NAKAMAとしてはもちろん、見たい。見たくないわけがない。
けれど
あの局に対する不信感。今までのチャリティーに対する姿勢への疑問。
そういう諸々を考えると見ることに抵抗感が生まれてしまう。
彼の持っているであろう「数字」がここにきて諸刃の剣のように感じてしまうのは私だけかな。
慎吾が見たくてチャンネルを合わせて、視聴率が良かったら
あのチャリティー番組を肯定してしまうことになるのでは・・・？
かと言って
見ない選択をする人が多かったらそれはそれで「香取慎吾は数字持ってない」と判断され、オワコン扱いされて今後の起用が遠のくのでは・・・？
とも思ったり。
個人的にはそんなことを考えてしまい、とても複雑な気持ちです。
でもこれはあくまで私が思っていること。
人にはそれぞれの価値観と考え方がある。
NAKAMA1人1人が、自分の気持ちに従えばいいと思います。
見たから、見なかったから、と言って誰からも責められるものではないはずだから。
お花画像 「ダンギク」 花言葉 「悩み」
本当は、何も憂うことなく彼らのエンタメを楽しみたいものです。
