毎日暑いので、最近は必要最低限の外出以外は自宅に引きこもって過ごしてます(お気楽な無職生活ww)

なので、読書がはかどります。

 

最近読んだ本はこの2冊。

 

 

相変わらず大河ドラマ「光る君へ」にハマっているので、読む本もついあの時代にちなんだものになりがち・・・(つまりミーハー)

 

今回はこれからドラマの中に出てくる紫式部の娘・賢子と

紫式部と同じように中宮彰子の女房勤めをする和泉式部を題材にした小説を読みました。

ちょうどドラマの中で彼女たちが動き出すタイミングで読み始めたので、ドラマとリンクする部分があって面白かったです。

もちろん、ドラマも小説もどちらも「創作」の世界なので、それぞれに描かれ方が違うのも承知の上で読みました。

 

「紫式部の一人娘」(安岐有在著)

は、タイトルの主人公は賢子だけど

賢子以外の当時の貴族(公卿、親王、内親王、女房等)のことが沢山書かれていて物語の締めに賢子が登場・・・という流れで

「光る君へ」の主要登場人物の、子どもや孫世代の時代の話です。

紫式部の娘の話ですから、そりゃあそうなるよね。

今ドラマの中でも母と娘の関係はこの先ギクシャクしそうな展開になってますが

小説の中の賢子も、母とは違う考えで生きていこうとしていた、と書かれていて面白いです。

実際、母よりずっと出世するわけですからね(大弐三位と呼ばれるほど)

 

難なのは、この小説、会話ことばが現代語じゃなくて古文仕様なのでちょっと読みにくい部分かも。読むのにいつもより時間がかかりました(苦笑)

 

 

 

「今ひとたびの、和泉式部」(諸田玲子著)

こちらはドラマでめちゃ色っぽいお姉さんとして登場した和泉式部の物語。

歌がすごく上手だけど紫式部から「あの人の振る舞いはちょっと・・・」(貞操観念おかしい)って日記の中でディスられてた人なのは前から知ってたし、有名な歌もいくつか知ってるけど

それ以上の知識は持ってないので興味本位で読んでみたら、いやぁ想像とは違った小説でした。

奔放に生きた女流歌人の恋愛小説かなって勝手に思っていたら、赤染衛門(ドラマでは凰稀かなめさんが演じてる)の娘が和泉式部の死の真相を追う、というミステリー仕立ての物語ですごく面白かった。

諸田玲子さんは時代小説の名手なので以前から好きな作家さんだったけど、こうキタか!と思うフィクションに唸りました。

ドラマの中で和泉式部が「親王様と喧嘩しちゃって・・」って言ってたのも、おぉ、あの親王様のことね!ってすぐに理解出来たので、ドラマで深堀りされない部分も補完出来てよかったかも。

 

 

 

それにしても

「光る君へ」は本当に面白い。

特にここ数回は物を書いてる人間(私)には刺さる場面がいっぱいあって、共感しきりです。

以前「枕草子」が誕生する回の時も、推しブログを書いてる者としてめちゃくちゃ感情移入しちゃったけど

紫式部と清少納言が「枕草子」をめぐって会話する場面、ホントよかった。

(中宮定子の)影の部分も書いてこそ複雑で面白くなる。っていう紫式部と

定子様に影なんてない。あっても書かない。きらびやかな思い出だけを書き残したい。

っていう清少納言。

SNSではその感性の違いを「小説家とエッセイストの作家性の違い」なんて評してる人がいて、なるほどなぁ~と。

どちらの立場も理解できて、納得でした。

 

そして前回、物語を書き始めた紫式部がつい、書くことに夢中になって娘をおざなりに扱う場面・・・身に覚えがあり過ぎた(苦笑)

あかんのよ。

書くことに没頭してしまうと、席を離れるのももどかしくて、何か用事があってもつい後回しにしてしまうこと、私にもしょっちゅうある。

(用事=主に家事だけど←こら)

私が長文で記事上げた時は大抵、そんな感じでやってます(苦笑)

書くことが好きな人間って、みんなそうなってしまうのかも・・・

 

まひろ(紫式部)はその代償として、娘に書いた物を燃やされてしまったけど(今の時代ならパソコンをぶっ壊されるって感じでしょうか・爆)

その後1人の時間が出来て「好きなだけ書け」って言われても、筆が止まってしまうまひろ・・・の気持ちもすっごいわかる。

最近はほとんどないけど、このアメブロって以前はよく不具合が起きていて

一生懸命書いた長文記事が、何かの拍子にフイッ!と消えてしまうことがあったのよね・・・

(小まめに文章を保存してなかった自分のせいでもあるけど)

精魂込めて書いた文章が、一瞬にして消えてしまった時の

はああぁぁぁl!ゲッソリってなる気持ち・・・脱力感・・・アレは経験した人でないとわからないと思う(苦笑)

その後もう1回書こうとしても、まったく同じ文章って書けなかったりするし、何より気力が落ちてしまうと、なかなか筆が進まない・・・のです。

まひろちゃん、あなたの気持ちわかるわー笑い泣きって勝手にめちゃくちゃ共感しておりました(笑)

 

そして、次回はついに、とうとう、「源氏物語」誕生か!?

と思わせるナレーション「いずれの御時にか~」が入りましたね!

うわぁ楽しみだ!!!アップってテンション上がってたんだけど

 

え?

 

 

また来週、放送ないんかーい!!!ムカムカ

この状態で2週待てってかぁ!!!

 

はーツライ・・・泣くうさぎ

 

と思ってる今日この頃です。