「九十歳。何がめでたい」
原作を読んでいたので、映画化されたのが嬉しくて、早速観に行ってきました。
草笛光子さん、さすがの貫禄。そして可愛さとユーモアもあって佐藤愛子にピッタリでした
っていう感想はまた後日改めて書きますが・・・
いやぁ。今日の映画館はびっくりすることだらけだった。
観客が、見事なほど中高年ばっかり(苦笑)って、自分もその1人だけど(爆)
「碁盤斬り」を観に行った時も、わりと年齢層高めだなぁと思ったけど
その比じゃないくらい、お客さんがご高齢の紳士とマダムばっかりだった・・・
後期高齢者(75歳以上)では?
と思えるような方々も杖ついていらしてたり。
こんなに高齢者が映画館に足を運ぶ作品も珍しいんじゃないか?と感心。
さすが、人生100年時代だわ、と実感。
みんな佐藤愛子先生みたいに90歳になってもボケずに生き生きと振る舞うことを目標に、この映画観に来たんだなぁ~
って、始まるまでは微笑ましかったんですけどね・・・
映画が始まってるのに
あちこちで「音」がすごい聞こえるんですけど・・・
お菓子の袋を開ける音?
ガサガサガサガサ・・・・が、オープニングから10分ぐらいずーっと聞こえて(しかもあちこちから)耳障りで仕方なかった。
え、みんなどんだけお菓子食べてんの。ていうか、売店で売ってる飲食物以外は持ち込み禁止のはずですけど?何堂々とやってんだ、とびっくり。
私の2つ隣の席のマダムは場内が暗くなる前からコンビニおにぎりほおばってたし。
かと思えば
LINEの着信音がピローン♪って、鳴り響く。
ええええー!電源切ってないんかーい!と驚く。
そして極めつけが、大いびきかいて寝るお客・・・
マジか。信じられん
始まってまだ30分も経ってない頃よ?
そんなすぐ寝る?ていうか、何しにここに来た?
しんみりした場面で、草笛光子のセリフより場内に大きく響くいびきの音。
うそやん。
と、お客みんな苦笑いでザワつく・・・
結構長い間いびきが続いてて、集中力削がれました
そして、エンドロールが流れ始めたら「あー終わった終わった」とばかりにゾロゾロと席を立つ人の多いことったら・・・
そうだった。
昔の映画館はこういうスタイルが普通だった・・・エンドロールの映像やクレジットなんて見向きもしないでさっさと帰る人多かったよね・・・マナーはどこ行った?
とまあこんな調子で、色々びっくりした。
年を取るほど「最近の若い者は・・・」と、若者の態度や常識のない振る舞いを非難しがちだけど、いやいやどうして。
中高年もなかなか酷いものだな、と実感しちゃいました。
人のふり見て我がふり直せ。
年齢重ねると段々厚かましくなって、人の目も気にならなくなる傾向はあるけどさ
(劇中の佐藤愛子先生も我が道を行ってらっしゃいましたが)
自分も、めでたくない振る舞いには気をつけよう、とつくづく思った地元映画館での出来事でした(笑)