今は少し時間に余裕があるので、推し活以外にも自分の好きなこと沢山していきたいな、と思って過ごしています。
映画を観たり、本を読んだり・・・心が豊かになれることに時間を使いたいものです。
で
最近読んだ本で印象深かったものをいくつか。
昨年から話題になってたのは知ってたけど、やっと読めた。
そして、笑った バカウケした
昨年の映画「翔んで埼玉」の滋賀ディスりも最高だったけど、これもまた我が滋賀県(大津市)が舞台の青春小説で・・・あまりにも地域密着小説過ぎて、のけぞった。
出てくる地名、学校名、店名・・・ほぼ実在してるやんか(一部フィクションもあるけど)
そしてこの主人公の行動範囲は、オレの高校時代の生活圏域とバッチリ被っていて笑った。
かれこれ数十年前のことだけどさ、全部知ってる場所なんだよね。
いや、もう土地勘ありすぎな地域の話で、読みながら鮮明にイメージ出来て苦しかった・・・(笑い過ぎて)
物語はちょっと変わった子、成瀬あかりが主人公だけど、あかりの周りの登場人物も皆キャラが立っていて面白い。
なんというか、あかりを中心にして輪舞(ロンド)のように周囲の人がくるくると回って物語を紡いでいるような・・・そんな風に思いました。
本編も、そして続編も、誰も悪人が出てこないのがいい。
爽快な青春小説です。
しかし、この小説、あまりにも出てくる地域が絞られているので、大津市民以外にはピンとこない話では・・・?
と、いらぬ心配をしてしまいます(苦笑)
もう一冊は「今日はこのぐらいにして休みます」
日本人の父と韓国人の母を持つ作者が書いたエッセイ本。
セブチを好きになって、そちら界隈のことをネットで検索していたら見つけた本です。
帯に
「SEVENTEENのドギョムとStray Kidsリノも愛読」ってあるから
へーかの国のトップアイドル達も読んでるエッセイって、どんなのだろう?と思ったのと
このタイトルにとても惹かれました。
「今日はこのぐらいにして休みます」
病気療養から一旦仕事に復帰した頃で、溜まりにたまっていた案件を前にきぃー!となってた時だったので(苦笑)
このタイトル見ただけでなんか、ちょっと気持ちが落ち着いたのです。
そうだよね。私も無理しないで「今日はこのぐらいで休みます」って言えばいいんだ・・・って思うと気が楽になった。
ま、結局「このぐらいで休む」を通り越して「このへんで辞めます」って言ったわけだけど(爆)
私は本というのは、ご縁とタイミングで巡り逢うものだと思っていて
この本、ちょうど出版元がSNSで「贈呈キャンペーン」をしていたので軽い気持ちで応募したら幸運にも当選して、プレゼントという形で手に入れた本なんです。
内容は「あなたがリラックスして過ごすために」
というアドバイス的なエッセイ本。
共感できる言葉もあれば、うーん、私はそうは思わないけどな・・・
ってこともあるけれど
心に残った項目は
「歳を重ねて気づいた8つの事実」
1.友達は多ければいいというものではない
2.生きたいように生きていいが、責任を負う必要がある
3.成功と同じぐらい、失敗も重要
4.親が健在なうちに親孝行をしよう
5.言うべきことは言えばいい。でも失礼な言い方をするのはやめよう
6.みんなを愛する必要はないが、誰かを憎みながら生きるのはやめよう
7.過去は顧みないようにしよう。後悔は一度だけで十分
8.あまり傷つかないようにするために、すべてのことに意味を持たせる習慣を捨てる
「幸運を引き寄せる習慣」
チャンスは、行動を起こす者の元に訪れる。
成功するための努力ももちろん重要だが、結局のところ成功をつかみとるのは努力に加えて機会を得た人なのだ。だから、自分に幸運が訪れたときにそれを見極められる目を持つことが大切だ。
「毎日、幸せでいられなくても 毎日、笑うことはできる」
私が思う幸せとは、ささやかな満足感が集まってつくりあげられる時間のこと。
「人は変わるのではなく成長するもの」
「あなたの存在自体が大きな慰めになる」
(以上、「今日はこのぐらいにして休みます」ソン・ヒムチャン著 黒河星子訳 飛鳥新社 より抜粋して引用)
普段思っていても、ちゃんと言葉で表したことがないことを、こうして文章として読んでみると改めて心に染み入ることがありますね。
日々ものすごいスケジュールで動いているK-POPアイドルがこの本を読んでいる意味もなんとなくわかる気がしました。
読めてよかった1冊です。
これからも興味のある本はどんどん読んでいきたいです