「情報7days ニュースキャスター」を見て思ったことを書きます。
*注意*
全編通してヲタクの痛さ全開です。痛いのが苦手な方はスルー推奨www
4月15日 「森且行選手 復活の舞台に密着」というタイトルで約10分ほどの特集がありました。
振り返れば1年前の3月19日にもこの番組で森くんのことが放送されています。
全ての手術も終わり(背中のボルトを外して)いよいよ本格的に復帰に向けてのリハビリを始めようという時期でした。
あの時、森くんは復帰への意気込みをこんな風に語ってたよね。
(復帰戦は)「ぶっちぎって1着でゴールします」
あの時はうわぁ・・また自分に負荷かけちゃってる。そんな宣言して大丈夫?
と思ったり(苦笑)
いやそれでこそ森くんだ、と思ったり(笑)
だったんですが
復帰戦が本当に宣言通りになって、泣いたわー
だけど
今回のNキャスの特集は森くんがこの1年、どれほど大変な思いをして復帰の日を迎えたか、ということよりも
この日を待ち望んでいた「2人のオートレーサー」の人間ドラマに主題を置かれていたのがとてもよかった。
以前森くんは出演したラジオ番組(2021年・SBCラジオ「ミュージックBOX」)で
オートレースのどんなところを見てほしいか?と聞かれて
「人生を見てほしい」と言われていました。
選手は1人1人がスタートラインに立つまでに色んなことを頑張ってきている。そんな選手達のことを、人生を見てほしい、と。
今回の特集は、まさにその言葉通りの視点だったので心を揺さぶられました。
冒頭で
復帰戦で奇跡の勝利。
その力となったのはレース直前にSMAPの仲間から送られた言葉だった。
というナレーションと共に
ここで今回初めて明らかになったメンバーからの言葉・・・
慎吾からは
「負けたっていいよ。次勝ってやればいいんだよ。人間死ぬまでチャンスある」
そしてつよぽんからも
「もうレースに復帰しただけで勝ちだから」
という言葉・・・
しんつよの2人が、どれだけ森くんのことを思っているか伝わってくる
そしてその言葉に「救われた」という森くんに、涙、ただ涙・・・
穂坂監督って、編集(構成)が本当に素晴らしい。いやもう、神ですよ。
冒頭でコレ持ってくるかーーー!泣かせにかかっとるーーー!
と、ここで既に嗚咽しながら見ていたオレ 先が思いやられる(良い意味で)
スマファンの皆様は、この後もメンバーとのエピソードが出ることを期待されていたかもしれませんが(レース後の木村君や中居君のメッセージのこととか)
そうじゃないのが、よかった。
と、個人的には思っています。
独占密着した復帰戦の裏側にはまだ語られていない絆があった
ということで、ここからは森くんと新井恵匠選手の「物語」・・・
復帰戦のあと、私もブログに書きましたが
リアルに2人の姿をカメラで追って見せてもらえたこと、本当にありがたかった。
おそらくオートレースファン、森ファンみんなが気にしていたことだと思うから。
その点でも、穂坂監督ありがとう!です。
復帰戦前日。
レース場に入る前にいつも参拝している氷川神社へお参りする森くん。
この時点で、森くんすごく良いお顔・・・と息を呑んだ。
「スタートラインに立ったらもう楽しむしかないので」
という言葉。
それは2月14日に撮影された時の表情とは随分変わっていて(あくまで私的見解)
もう腹は括ったというのか
ここに至るまでにやるべきことは全部やった、という境地なのか・・・
あとは楽しむだけ。
と言う森くんの笑顔が、胸に迫った。
この森くんの表情にふと「明鏡止水」って言葉が浮かぶ・・・
私の好きな言葉の一つなんだけど
【くもりのない鏡と波立たない静かな水の意から、心が澄み切っている状態を表す言葉】
2年間の苦闘を乗り越え、彼は今その境地に立って復帰の時を迎えようとしているのかな・・・と思えて、涙
思えば、この後カメラが追う森くんはいつもそういう表情でした。
レースに出る前も
レースが終わってからも
上手く表現できないけれど
なんて澄み切った目をしているのか・・・と改めて心が震えた。
体の痛みや不安、ジレンマ・・焦燥感、そういう苦しみを全部昇華させたら人はこんなにも透明感のある顔になれるのか、と。
そんな風に思える彼の姿でした。
剛の言葉を借りれば森くんはレースに出ると決めた時点・・・復帰戦先前日から「もう勝っていたようなもの」だったのかもしれませんね・・・(涙)
他のメディアが撮影したこの日の映像や写真、沢山見たけれど
こんな表情を撮ったのは、穂坂チームのカメラだけ。
撮られる側と撮る側、相互の信頼関係がよく伝わってくる映像でした。
それを見せてもらえて、本当によかった。
そしてカメラは森くんの朝練を見守る新井恵匠選手の姿を捉える。
金網にしがみついて、食い入るように森くんを見つめる恵匠選手・・・
この2年3か月。
森くんにケガを負わせた、という立場になってしまったこと(本当は彼の責任ではない。断じて)
どれだけ辛かったことかと、今この映像を見ても胸が痛い。
この映像は当時オートレース中継の中で流れたインタビューだから、一般の人が目にすることはほぼなかったと思うので、この機会に新井選手がどれほど苦しんでいたのかを世間の人に知ってもらえたことはよかったと思います。
そして言い添えたいのは、彼を批難していたのは決して「オートレースファン」じゃないということ。
ファンは全員「恵匠は悪くない。頑張れ恵匠!」って思っていたよ。
森ファンだって、新井選手にケガされられたなんて思ったことない。
逆にこんなに大きな話題になって、新井選手がどれほど責任を感じてしまうことかと想像すると・・・二重三重に辛くて・・・そのことを思い出すだけで、また泣きそうになる
ファンの立場ですらそれほど辛かったんだから、森くんはもっとしんどかったと思う・・・
自分以外の思いも背負って復帰を目指さないといけなくなったわけだから。
でも、それが逆に歯を食いしばって頑張る力の源にもなったのかもしれないから・・・
何が良くて何が悪いって、他人からはうかがい知れないとつくづく思います。
ただ言えるのは、森くんて人は本当に懐が広くて、優しくて、気遣いの人なんだなということ。
自分のことより、まず人のこと。
事故した直後に思ったことも(一緒に落ちた)「恵匠は大丈夫だったかな」っていうんだから・・・もう、言葉がないわ(涙)激痛の中で、そんなこと思える?
すごい、本当にすごい人。
そりゃあSMAPメンバーみんな森くんのこと大好きなはずだ、と改めて思う。
(「森はSMAPのオアシス」はかつての中居君の名言です)
私もメンバーに負けないぐらい、森くん好きですけど←どさくさww
前日まで浜松オートで走っていた新井選手が駆け付けて森くんの整備を手伝う光景はもうそれだけで胸がいっぱいになる・・・
オートレーサーって、一旦走路に出れば激しく競い合うライバルになるけれど
普段はこうやって整備を手伝ったり、アドバイスし合う良き仲間でもあるわけで
1人「で」戦う職業だけど、決して1人「きり」ではない、というところがとても面白くて、ファンにはたまらない部分でもあります。
新井選手の「ずっとこの日を待ち望んでいた」はもちろんよくわかるけど
「昨日も夢に出てきて」
の一言に、言葉を失う・・・
この2年間、彼は何度森くんの夢を見たのだろうか。どれだけ気にしていたのか。
と思うと切なかった。
森さんがものすごい努力している姿を見ていたので
自分も絶対折れちゃいけないなと、そこだけ・・・
という言葉が本当にもう・・・
心が折れそうになることが、恵匠選手は何度もあったんだね・・・
それを必死で踏ん張ってこれたのは、森くんの復帰にかける情熱と努力を目の当たりにしてきたからだというのは、泣けて仕方ない
互いを思い高め合うってこういうことかと胸が熱くなった。
そして
レースの時間が近づき「行ってきます」とロッカーを出る森くん。
それを見送る恵匠選手。
この時の彼の心境を思うと・・・あぁ、もう・・・(涙)
そして大歓声の中、スタート位置につく森くん・・・
ここで「元SMAP」を紹介に入れてくる実況の堂前さん、確信犯ですね(笑)ていうか、絶対各メディアでこの映像が使われることを前提としたファンサービス?(笑)最高です
そしてもう何十回とあちこちで放送された映像。
鮮やかな5車抜きからトップに立って
そしてブッチぎっての1着ゴール。
何回見ても嬉しすぎる・・・
恵匠選手・・・どんなに嬉しかっただろうか・・・この時やっとのしかかっていた重たいものが取れたんじゃないかな・・・
彼の涙を見てこっちももらい泣き
すごい。よかった。嬉しい。本当に。
恵匠選手の短い言葉に、うんうん、と私も画面のこちらでうなづくばかり
また一緒に走りたいですね。の問いかけに
「走りたい。走りたいですね」
と絞り出すように言う恵匠選手にまた泣ける
(森さんは)「すごかった。すごかったです。すごいしか言えないです、もう」
という恵匠選手に同意しまくり。
ホントだよ・・・本当にすごい人です。森且行。
こんな人、なかなかいないよ。と思いつつタオル持って号泣中の私
普通なら
このあとレース後の記者会見の映像など挟みそうなもんですが
そういうの入れないところがまたニクイですね、穂坂さん。
カメラはレースを終えた森くんがロッカーに戻る姿を映し・・・
そこで恵匠選手を見つけて声をかける森くん・・・
そして、自分からさっと手を差し出す森くん。
森くんの手を取り、深々と頭を下げる恵匠選手。ただ無言で互いの手をしっかりと握り合う2人・・・
あかーん!ここもう涙の大洪水でした・・・
この時の2人が一体どんな気持ちだったのか・・・それは2人にしかわからないけれど、それでもこの姿を見ただけで胸がいっぱいになる・・・
よかった・・・この日を迎えられて、本当によかった・・・
「本当におめでとうございます。良かったです」
と言う恵匠選手に森くんがかけた言葉が・・・
「頑張ろう」
だったことに・・・うわぁぁ・・・と震えた・・・
普通は「おめでとうございます」って言われたら「ありがとう」って返すじゃないですか?
それを「頑張ろう」
って返す森くんが、もう、凄すぎて・・・
この勝利に酔うことなく
真価が問われるのはこれからだ、お互いに。
という思いで出た「頑張ろう」だとしたら、なんという精神力かと驚嘆する・・・
でも、森くんの凄いのはそれだけじゃない。
そのあとにかけた言葉もまた、こちらの想像を超えるもので・・・
「涙はもう見せないよな。恵匠な」
って・・・
どんだけ優しいの・・・
恵匠選手が今までどれほど辛い思いをして何度涙したのか、全部わかっているんだね。
その上で「もう涙は・・・」という森くん。
もう何も気にすんな。
今日ここに涙は置いていけ、という彼の優しさ、思いやりに本当に、泣けた・・・(ずっと泣きっぱなし)
うちの且行はなんていい漢なんだ!!!
と、全世界に自慢したい←迷惑
そして、一番最後に
「ありがとう。恵匠」
で、この笑顔って・・・!!!
いやあぁぁぁ、コイツはモテる!!!!!!←拙ブログ定番ワード(爆)
これはヤラれる。男も女も、惚れるってば
と、涙も止まって腰砕ける(痛)
いやでもほんとーーーに、感動しました・・・
森くんの立ち居振る舞いすべてに、感動です。
そして最後に森くんのこのホッとしたような顔を映すって・・・
穂坂さん、ファンが見たいものをよくわかっていらっしゃる。さすが。
「良かった」の一言。遠いところを見るような目・・・この時森くんの胸に去来したものは一体何だったのかな・・・(涙)
しみじみと
「何回も諦めそうになったけれど、諦めなければ何とかなるね。人間ってね」
という森くんにこみ上げるものがある・・・
そうか。諦めかけたことがあったのか・・・何度も。
そんな思いをしながら、あんなに沢山のイベントに出て、ファンにはいつも笑顔で「復帰を待っていてください」って言っていたのか・・・
と思うと切なくて泣ける。
諦めないで頑張ってくれて、本当にありがとう・・・森くん。
「チャンスも沢山あると思うし。生きていればね」
は、きっと慎吾ちゃんからのエールを受けての言葉だね・・・
(恵匠選手と走るために)頑張らないとね。
俺がついていかないといけないから、まずはね。
っていうのは、現在森くんはB級で、新井選手はS級だから・・・
対等の立場で競い合うためにはここから
「這い上がっていかないといけない」
という森くんの決意表明。
そうだね。
恵匠選手にかけた「頑張ろう」は誰よりも自分自身に向けた言葉だったのかもしれないね・・・
そして、ナレーション。
この日が2人にとって第2のオートレース人生の始まりの日になった。
そう。
ナレーションが示すようにこの日の特集は「2人」の物語だったのですよね・・・
そのことがとても胸に沁みました。
この日SNSのトレンドには「#森且行」はもちろんのこと「新井選手」もトレンド入り。
大きな関心が2人に寄せられたことがこのことからもよくわかります。
森くんの復帰レース。
皆から「奇跡の勝利」って言われ方をしていますが
「奇跡」って言葉…文字にしたら、魔法使いがシャランと杖振ったらパッと叶った望み、みたいなイメージだけど
そういう意味なら「奇跡」って、この世にないのかもしれない。
血を吐くような努力と
痛みに耐える肉体と
決して折れない精神力
それらを積み重ねた先に見えてくるものが奇跡と呼ばれるものなんじゃないのか、と今思います。
その「奇跡」を手繰り寄せ、手の中にしっかり掴めたのは、森且行という人がそれだけの努力をしてきた証。
魔法なんかじゃない。
彼自身が積み上げてきたものが「奇跡」として結実したのだと思っています。
本当に凄い人を好きになりました。
そしてこれからもそんな彼を応援出来ることが何より嬉しい。
森選手のオートレーサー第二章はまだ始まったばかりです。
これから這い上がるために更に厳しい戦いが待っていると思うけど
どうか諦めないで、頑張って下さいとエールを送りたいです。
復帰の裏側にあった素敵なエピソードをカメラに収めてくださり、そして放送してくださったTBSの皆さんと穂坂監督に心から感謝です。
素晴らしい番組をありがとうございました。
また「次に」期待しています!