諸事忙しくしている最中で、色んな情報を取りこぼしているんだけど・・・苦笑

お友達から教えてもらって、この放送は聴けました(感謝♥akn♥

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今はホントに便利な時代ですねぇ。

スマホでラジオ聴けるし、ファイルにして保存も出来るし。

てことで

オンタイムは無理だったけど、あとでゆっくり聴きました。

 

音楽プロデューサーの野澤孝智さん。

SMAPの楽曲をデビューから10年にわたって担当されていたという、いわば音楽面の「育ての親」的な存在の方(今はレコード会社から独立されているそうですが)

その方から今、当時のSMAPのお話が聞けるというのはとっても貴重で嬉しいことですね。

SMAPに絡んだお話はトーク全体の中では5分程度でしたが

私にとってはすごく嬉しい、大好きな楽曲「$10」にまつわるエピソードだったので2重の意味で嬉しい番組でしたハート

 

聴き逃した方のために、公式サイトでもこの日のトーク内容が公開されています。

よかったら、読んでみてね。

J-WAVE 「LOHAS TALK」 6月5日

 

ここに書かれている野澤さんのお話・・・今までにも色んな場面で聞いたことあるけど、それでもやっぱり面白いニカ

文章で読んでも充分面白いんだけど、ラジオで野澤さん自身の口から語られる昔のエピソードがね

すごく感情がこもっていて、よかったです。

SMAPというグループ、メンバーに対して本当に愛情を持って接して、一緒に歩んでくださったんだなぁ・・ということが野澤さんの口調からリアルに伝わってきて、胸がジンとしましたうる~ん

*以下、青字は公式サイトからの引用

 

野澤さんが6人にパッと会って感じた

>この子たちジャニーズ事務所っぽくない。その辺の街ですれ違うような男の子たちって感じ

という感覚。
>この子たちを王子様にするのは無理かもしれない

と思われたことは、今にして思えば大正解(笑)

直の先輩だった光GENJIみたいに、キラキラアイドル・王子様路線を踏襲していたら、彼らはおそらくブレイクしなかったでしょうね。

そこで
>『地下鉄でぶつかった女の子と恋に落ちる』みたいな道端に落ちているようなことをテーマにしてこの子達の音楽を作ってみよう

となったわけで・・・

「道端に落ちてる」って(苦笑)  えらい言われようやな・・・^-^;

でも、それは本当に正しかったわけで

芸能人は雲の上の存在であるはずなのに、それを感じさせない彼らの庶民的な親しみやすさ、等身大の若者のリアル感。

そういうものが来るべき時代とちょうどマッチしたわけですから、野澤さんの慧眼には恐れ入ります。さすがですね。

 

でもその方向性は最初なかなか受け入れられなくて

>SMAPを担当して2年間は中々芽が出ずに苦悩の日々が続いたそう

と、サイトの文章にはサラッと書かれていますが

ラジオでは

MC 「こいつら売れると思ったら売れた?」

と聞かれて野澤さん

「いえ、そんなことないです。SMAP最初もう、大ッ苦戦したんで。2年間」と、ものすごい感情のこもった言い方をされていて・・・あ~これ、本当に相当、苦労されたんだろうな・・・ってのがヒシヒシと伝わってきて・・・笑えました←おい!

お前ら何で売れないんだ!と会社の人に怒られた(by慎吾)とか

何やっても芽が出ないんで、もう解散させようか。映画1本撮ってそれを花道に・・って噂されてたとか(by「シュート!」の大森監督)*参照↓

 

 

今だから言える、笑えるエピソードがいっぱいあるSMAPさんですが、彼らをどうやったら「売れる」グループにしていくのか日々苦闘しておられたであろう、現場の方の言葉は本当に重いですね。

 

そして、そんな「売れない」SMAPが

MC 「ゴロッと変わる瞬間が?」

野澤 「あるんですよ~」と、ここですごい嬉しそうに、感慨深そうに言われていたのが

「$10」という楽曲の話です。

当時SMAPが出演していた「夢がMORIMORI」のタイアップ曲として、違う曲が決まっていたにも関わらず

収録の2日前に番組プロデューサーの荒井さんに「ごめん、曲替えたい」と申し出て

最初(もう全部決まっているのに今更ひっくり返すって)「勘弁してくれ」と言われながら、それでも荒井さんが

>素晴らしかったのは、2分ぐらい考えて、「野澤さん本当に売れると思います?」と聞かれて

僕はもちろん「絶対売れると思います」と言うしかなかった。
そしたらプロデューサーが「わかりました」と乗ってくれて、シングルになったのが、「$10(テンダラーズ)」という曲なんです

というやりとりの、なんとリアルで緊迫した状況なことか・・・

 

普通、あり得ない話ですよね。

 

芸能界に限らず、一般社会の仕事のやり方でも流れが決まって上司に決裁もらって、それで進めようと決まったあとで、それも2日前という直前で

全てをひっくり返すっていうことがどれほど大変でとてつもないことか・・・仕事をしたことがある人なら感覚としてわかりますよね。

それを「絶対売れる」と推した野澤さんも凄ければ、「わかった」と受け入れた荒井さんも本当に素晴らしい。

野澤 「実はこの曲、ほとんど会社のスタッフにも聞かせていないし、ほとんど誰にも聞かせずにシングルにしたんですね。
そしたら社長は『ボク聞いてないよ!』と。『ボクもう知らないから、あんた達勝手にやりなさい!』と激怒して帰ってしまったんですね」

ってくだりも、今にして思えば恐ろしい・・・アセアセ 凄い大博打だよね。

野澤さんはこれで

(事務所の方の担当者さんと) 「2人で、これでダメだったら、もうやめよう、と。ここまでやっちゃったからダメだったらやめるしかない」

と腹を括っていたそうですが・・・

それが、「爆発的ヒット」(それまでのSMAP比でね) に繋がるわけですから、世の中本当にわからない。

MC 「そういうもんなんだねぇ」

野澤 「自分の思ったことやってダメだったらもうしょうがない、っていう土壇場の感じが、もしかしたらよかったのかもしれない」

と野澤さんは懐かしそうに振り返っておられましたが・・・

 

このエピソード一つとっても、当時の6人が、「SMAP」の本質を理解し、体を張ってまでSMAPを育てていこうとする優秀で温かいスタッフに囲まれていたのがわかりますね。

そしてそれも含めた

楽曲のチョイス、世に出すタイミング、メンバー自身の成長・・・

何が一つ欠けても、その後のSMAPの未来はなかったのだろうな・・と思う時、やはりSMAPというグループは神様に愛され護られてきたグループという気がします。ええ、今でさえ、私はそう信じてる。

だからね

今は未来に向けて各々が力を貯める時・・・個々を高めるための時間と試練を、天が与えているのかな、と思いたい。

 

デビューから10年間SMAPを担当していたという野澤さん。

このお名前、実は私すごく印象的に覚えてました。

森くんが辞める直前の、雑誌の記事にそのお名前が出ていたことがあったので・・・

 

先日、しんつよラジオで森くんの最後のソロ曲が流されたことから ↓

 

 

という記事を書きましたが

これ、まさにそのソロ曲も含めたアルバム「SMAP008 TACOMAX」のレコーディングと楽曲について森くんが語っている記事なんです。

「EAO」という吾郎ちゃんとのデュエット曲は本当は吾郎ちゃんのソロになる予定だったけど

>吾郎ちゃん、高い音域の声が出ないからって、ボクに話が回ってきちゃって、一緒に歌うことになったの。パシリ状態だよね(笑)

なんて秘話から

自分のソロ曲の「お茶でもどうかな?」はスタッフに「森っぽい歌だ!」って言われた。

(激しく同意!すごく森くんに合ってる曲だと今でも思う)

移動の車の中で練習してたら慎吾が歌詞の「君のおでこが好きでさ」って部分を「ほんと~?おでこなんて言う?」ってバカ笑い(原文ママ)する。

とかね。

当時のメンバーの関係性までうかがえる、素敵なインタビューになっています。

 

そしてその記事の「おまけ」として登場するのが野澤さんで

一言タイトルが「もっと太って、声を出せよ!」

>森はSMAPにおける、メイン・ボーカリスト。

レコーディングには、なくてはならない人物・・・なのに最近、やせちゃって声が全然出なくなっちゃった。少しは太って以前のように声が出る状態にしてほしいですね。

 

この言葉・・・とても深くて切ないですねうる~ん

SMAPの音楽面を支えていた野澤さんが、森くんの変化に気づいたのが「声」からだというのが何とも胸にクルものがある・・・

痩せちゃって声が出ない。

てことは、森くんは008をレコーディングしていた時にはもう、次を見据えていたというわけで・・・

この頃どんな気持ちで、彼が新しい曲を歌っていたのか。

そして「森はSMAPにおけるメイン・ボーカリスト」とまで言い切ってくださった野澤さんが、彼の脱退をどんな気持ちで受け止めたのか。

そのことに思いを巡らせたら、今でも泣きそうになってしまう涙

 

ただ思うのは、SMAPは、そして森くんは、本当に素晴らしい人とお仕事をさせてもらっていたのだな、ということ。

彼らを世に出してくださった沢山のスタッフの方々にファンとして今改めて心からお礼を言いたい気持ちです。

 

そうそう。

先の記事の中でね、森くんの「イチオシの1曲」は

「それじゃまた」 だと言っています。

♪それじゃまたね お疲れ様・・・

っていうフレーズが最高に気に入ってるの。

 

あの頃の森くんの気持ちと、リンクする部分もあったのかな・・?なんてちょっと思ったり。

今でも、彼ら6人の心境を反映しているような気もする歌詞ですよね。

色々と懐かしいです。本当に。

 

 

野澤さんが進退を賭してシングルにした「$10」に関しては

私はもっともっともっと言いたいこと、書きたいことがありますが!それを書くと確実に字数制限に引っかかるので今回は止めときます。

一つだけ言わせてもらうなら、シングルになる前の「$10」は最初、コンサートでの森くんのソロ曲でした。

誰かそのことに、もうちょっと触れてくれ!!!って、いつも思ってるんだけどなーwww

 

いいです。

そのうち、自分で語ります。

「$10」に関して、私と同じ熱量で語り合える、ブログ友ややさんといつか座談会しますからっ!

ややさんのブログ 「みんなでつくる。みんながつくる」

 

ややさん、その時はどうぞよろしくお願いしますウインク