歌の回顧録の2回目です
今回は森くんのソロではなく、メンバーとのデュエットをピックアップ
まずは「歌の2TOP」と、私が勝手に呼んでいた(笑)
木村君とのデュエットについて。
結成当初
グループのイチオシは森でいく、とジャニーさんに言われて
即座に「僕より木村君でいって」と辞退した、という
ホントかウソか定かでない?エピソードを持ってる森くんですが・・・
これがもし本当なら、たかが中学生の分際で
事務所の最高責任者に、営業方針について意見したってことですから(笑)
その怖いもの知らずな向う見ずさとか
(芸能界に対する)欲のなさや
自分の気持ちにまっすぐ正直なところが
これ、まんま脱退当時の森くんに当てはまるので(苦笑)
あながち嘘ではない話かも・・って思ってるんですけどね。
ま、それは置いといて
森と木村がグループのウリ。
と結成当時に事務所サイドが考えてたのは
デビュー曲「Can't Stop! = Loving」の中で、サビを2人が背中合わせで立って歌ってるシーンから
容易に想像できますよね。
(他の4人は前でしゃがんでるので、必然的にスポットが当たるのは森・木村だけになる)
残念ながら、デビュー曲は思ったほど売れなくて
その後、この2人がババン!と前に出て注目を浴びるシングルは
「$10」まで待たなければいけないんだけど。
あの曲を初めて聴いた時は、鳥肌モノだったなぁ・・・
都会的でオシャレでセクシーで、そしてダンサブルなあの曲に
木村・森がソロで繋がっていく歌声がまた、ピッタリとハマっていて
それまでのSMAPのシングルにちょっと不満だった私は
「ついに彼らの時代がキタっ!」と確信したもんですよ
他のメンバーが「おいしすぎる」と冗談で嫉んだ、という2人のソロの部分は
今聴いても本当にセクシーでカッコイイ
森・木村を前面に出す手法が正解だとわかったのか(?笑)
その後の代表的なシングルは、しばらくそのスタイルが取り入れられてますよね。
歌唱力の面で初期のSMAPを支えていた2人ですから
彼らの歌声は、本当に聴いていて安心できる・・・
って、言うのは失礼でしょうか?(爆)
とあるホロスコープ(占星術)のサイトで
SMAP6人のメンバーの関係性を占っている記事を、偶然読んだことがあるんですが
その中で
「木村拓哉にすれば、森且行は、ライパルなのである」という記述がありました。
森くんは、木村君のエンターテインメント・演劇・音楽についての刺激剤となり
森くんの存在があって初めて、木村君の、SMAPの歌手・俳優としての活動が意味づけられ
歌手・俳優としての覚悟を与えた・・・んだそうですよ。
『森且行がいることで、木村拓哉は、負けたくないという気持ちを持ち続けることができた』
という一文に、うーん。そうかもしれないなぁ・・と妙に納得しちゃいました。
互いに切磋琢磨する関係だったから、
2人がガッツリ組んで歌ったアルバム曲は
安定感の中にも、緊張と迫力があって、こちらの心に響いてきたのかもしれないな、って思っていたりする
相変わらずの痛いファンです(苦笑)
前置きが長くなりました(いつもそうですが・・汗)
では肝心の曲についてのレビューにいきます。
「イルカに逢った夏」 ~006~
ポップでキャッチーなメロディラインに乗ってひと夏の海の恋を歌った曲。
いかにも「青春!」って感じの曲で微笑ましい・・
映像としては、NHKのアイドルオンステージで、なぜか森くんが1人で歌ってたのを知ってるので
デュエットというよりは、完璧、森くんのソロ曲のイメージが強いんですけど(すまん、木村君)
実際、歌ってるのも森パートの方が圧倒的に多い、よね?
若き日の森くんにとっても似合っていて、好きな曲です(嫌いな曲など、1曲もないですが・爆)
「それが痛みでも」 ~006~
なんと言っても、森・木村のデュエット曲で一番インパクトの強いのはこの曲ではないでしょうか?
「Sexy Six Show」の、「伝説の黒短パン」と呼ばれているあの衝撃的な映像は・・・
今でも大好物です (おいっ!)
今春に出た「別冊宝島」っていう本の中で「スマコン名場面集」がイラストになっていて
この「それが痛みでも」も取り上げられてますが
コメントの
『何のてらいもなくやる気マンマン。攻めモードの2人』に激しく同意(笑)
アンド 『歌の内容と全然合ってないところがこれまたイイ』
には思いきりウケました(爆)
そうなんだよねぇ。
これ、歌詞だけ読むと、時代を切り取った、結構鋭いメッセージソングなんですよね。
サラエボ侵攻に抗議の意味を込めて五輪で滑った、フィギアスケート選手のカタリーナ・ビットのこととか
日本米が不足して、大騒ぎの末に国を挙げてタイ米を購入したのに
結局日本人の口に合わなくて大不評で全然売れなかったこととか
日・中・韓の当時の政治的緊張にも触れたりしていて
かなり攻撃的なメッセージ性のある歌だな・・と驚いた覚えが。
今のSMAPの歌にも世界平和へのメッセージを込めた歌がいくつかあるけど
この当時、バリバリのアイドルが歌うには、かなりの実験だったのでは?と思えます。
だから、アルバム曲なのかな、って思うし
歌詞から気を逸らす(?)ために、あの衣装なのか?とすら勘ぐっちゃう(笑)
でも、このとんがった歌を、さらっと歌いこなせるのはやっぱり森・木村コンビならではだ・・と思っています。
映像込みの感想を言わせてもらうなら、ただただ、エロカッコイイ
それに尽きます。はい
「人知れずバトル」 ~007~
自分の内面と戦う男のプライドを賭けた歌を、ファンキーに歌ってます。
007ライブの映像は2人が掛け合いのように互いのパートを歌いながら踊ってる姿に萌え萌えです~
いつもはあんまり感情を込めない、サラッとした歌い方をしてる森くんなのに
この曲(特に2番)はわりと力んで歌ってるような箇所があるのが、ツボだったりします
「雨がやまない」 ~007~
初めてのデートの日に雨が降ってしまう不運を嘆く歌。
メロウな曲調が、憂鬱な気分を伝えるのに最適?笑
この曲も「人知れずバトル」と同じように、森くんと木村君の掛け合いで歌が進んでいくところが素敵
ライブ映像の、2人のダンスもね~~~めっちゃ好きなんです
でも、ステージの左右に分かれて踊ってる部分・・・
同じ振り付けとは思えないくらい、2人の踊りが違ってるんですけど(爆)
(木村君、クネクネしすぎだって・・・いや、それが彼のセクシーさを倍増させてるのかな?笑)
踊りといい、歌い方といい、結構対照的な森・木村なのに
2人で歌うと楽曲としてすごく完成度が高く感じるのは贔屓目ですか?ですよね?すいません
ただひとつ、この曲を歌ってる映像に、私はすごく不満があるんですけど・・・
なんでセピアの画面なんじゃー!?
雨の歌にちなんで、ブルーの素敵な衣装だったんですよね?
しかも、腕の部分がシースルーっていう・・・
カラーで見せんかいっ!
と、10年以上経った今でも文句言ってる私って、相当執念深いかしら?(苦笑)
公式に残っている(CDになってる)森・木村のデュエット曲はこの4曲ですが
「え?これだけだった?」って
もっと色々あったような錯覚を起こすのは、やっぱり「歌の2TOP」って思いがあるからかな?笑
もしも・・・もしも、今でも森くんがSMAPにいたら
という仮定を、どれだけ重ねたかわかりませんが
歌に関しても
今なら森・木村のデュエットって、一体どんな感じになるのかなぁ?って
想像せずにはいられません。
この2人が一緒に歌う姿を、やっぱりもっと見ていたかったな・・・
なんて思ってしまう、未練がましいファンですいません。
こんな独りよがりのレビューですが
懲りずに読んでいただけるなら、次回は吾郎ちゃんや慎吾ちゃんと歌ってる曲について
語ってみたいと思っています。
よろしくお付き合いくださいませ