今日からまた森くんのレースが始まるので

その前に、急いで昨夜のつよちゃんのドラマの感想を・・・


 

「任侠ヘルパー」

 

すごく面白かった!


 

介護現場経験者としては

タイムリーだけど、ドラマの題材として取り上げるにはあまりに微妙な世界なので

う~ん・・どうなんだろ?という気持ちが拭えずにいたし

ハッキリ言って

始まる前は「お手並み拝見」みたいな?

ちょっと意地悪な目線でいたんですけどね。


 

いや、恐れ入りました。

 

すごくリアルに、介護施設の現状が描かれていたので・・・唸ってしまった。

 

もちろんフィクションなので

誇張してるな~と思う部分はあるけれど

概ね、実際の現場に忠実だと思えたのが、すごい。

 

素人のヤクザを、そんなにすぐホイホイ雇うかぁ?

と思われた方もいるかもしれませんが

実は「あり得る」話だったりするんですよね・・・

 

本当に、猫の手でも借りたいくらい、現場は人手不足な一面もあるんで。

6人も働いてくれるの?ラッキー!

って、上の者は思うのよ・・・

でも

頭数ありゃいいってもんじゃない!って現場の責任者が怒るのも、これまた事実なんだけど(笑)

 

だから、施設のヘルパーの山本君が

「地獄へようこそ」ってつぶやいたのも

悪いけど、ものすごーく、よくわかった・・・苦笑


 

そう。

他にも数々のセリフの中に

本当にリアルで、ハッとするものがあったので

それがドラマに深みを与えていたように感じます。


 

特に印象的だったのは

新人ヘルパーの女の子が、認知症をバカにする彦一に

「誰だって年をとるんです。あなただって」

と言ったところ。

 

これは、今元気な若い人にはわからないことだよね・・・

私も、実際介護の仕事をするまで

「老い」というものがいつか自分にやってくるという実感を持てなかったので

あれは

一般の視聴者に訴えるのに、すごく効果的で、真実を突いている・・と感動しました。

 

それから

夏川結衣さんが自分の高級老人ホームで、彦一と対峙して

「理想から一番遠い場所。それが介護施設よ」

って言葉。

よく言わせたなぁ・・・って思った(苦笑)

 

いえ、もちろんそんな場所ばかりじゃないですよ。

でも、現場にいるとそういう思いになることもある。

 

それは色んなことの積み重ねで起きている現実なので

これから彦一が一体どうやって

そんな現場で何かを変えていくのか?

 

たとえ、ドラマの中だけのことだとしても

介護職が抱える閉塞感を打ち破ってくれる

爽快な展開を、この先ものすごく期待してしまってる私ですキラキラ

 

そして

クールなヤクザに徹してるつよちゃんの熱演もよかったけど

池内淳子さんのさすがの演技には、驚嘆しましたよ。

認知症のおばあさんが持つ

哀しみ、可愛げ、切なさ・・・

それがとっても伝わってきて

不覚にも、泣きそうになりました。

さすが大女優です。

 

来週は津川雅彦さんがゲストなんだよね?

 

大御所の俳優連が見せる、圧巻の演技・・・

それもすごく楽しみです。



 

というわけで

「任侠ヘルパー」

 この調子でぜひぜひ、最後まで

私に(個人的でいいので・笑)

感動と共感を与えるドラマであってほしいです。

 

つよちゃん、暑い中撮影大変だろうけど

最後まで頑張って!!楽しみにしてるよ心