日本映画大躍進!映画っぽいって?テレビっぽいって?
今、大ヒットしている日本映画。
ほとんどが東宝公開作品。テレビ局の製作作品。
先日、某社の偉い方が、弊社の作品を「テレビっぽい」とおっしゃいました。
「だから映画にならない」的な事を暗に言っていたのかと・・・。
それはさておき、
ならば今、大ヒットしている日本映画はどう称されるのでしょうか?
映画っぽい?
テレビっぽい?
僕目線としては、今ヒットしている映画は
「エンタテインメントしている作品」
だと思います。
観客を見て、作品を作れば、自ずと今の作品になってくる。
つまり、今までの日本映画は少し作家主義で、
それを「映画だ」としていた感が強かったと思う。
僕は大学を卒業して、日本映画界に入ろうとしたけれど、
どこをどう見渡してもエンタテインメントしていなかった。
正直、斜陽だった。
ふと見ると、テレビドラマが元気が良くて、
そこで僕なりにポピュラリティを学ぼうと飛び込んだ。
実際、テレビドラマは観客を意識した物作りの究極的なものだった。
評価の対象は視聴率で、
どのターゲットに向けてどんな作品を投げれば、
どんな評価が帰ってくるのか?それを見据えてシナリオも書き変える。
それを見据えてキャスティングも考える。
映像をもってして人に楽しんでもらうのならば、
当然の事であって、それまで自主映画でふんぞり返っていた自分を恥じた。
そして、17年。
僕なりのエンタテインメントな作品づくりというのを
何とか模索できたかなというタイミングで、
元々やりたかった映画に戻れば、
今度は映画が活気づいてきた。
そして、より観客を見据えて作っているというのと、
自分が学び、目指してきた感覚に近い日本映画が次々と生まれている、と思う。
映画っぽい。
テレビっぽい。
そんなことは観客のみなさんが言うことで、
企画を見据えていく製作者は、そういう目線で作品を称するべきじゃないと思う。
つまりは中身。
その中にどんなメッセージやテーマを持ちながら、
エンタテイン出来るかだと思う。
作りたいと思う「企画」を最初から区別していくほど、
悲しいことはない。
一日に最低1つは企画の素を考えることを日課にしている僕としては、
簡単に企画を区別や差別されるのは心外だし、
そんなつもりで企画していない。
その子にはその子に合ったサイズの衣裳や靴やステージがあることも分かって
企画しているのだから・・・。
「どんなステージが一番合っていると思う」とか。
「こんな光の当たり方がこの子が一番輝く」とか。
そういう視点で企画の事を考えるのならば納得するんです。
「○○っぽい」ではあまりに曖昧で、愛情がなさすぎる。
たとえ、愛情過多で見えなくなる時があったとしても、
区別や差別に聞こえる発言だけは、親として許せない。
例えば、そんな発言をする人が、
中身のないものだというのなら、
その中身について徹底的に議論したい。
それが生み出していく者の責任だから・・・。
少し熱くなってしまったけれど、
時代や風潮に合わせて企画したとしても、
そこに普遍性が無ければ、公開時には既に古いものになっている。
それらを見据えていく事も、
プロの企画者としてのやるべき事だと思う。
それを常に心がけて生み出さなければ・・・。
今日、「最終的には中身ですよね」と某最大手配給会社の方がおっしゃっていました。
勇気、貰いました。
「基本的には誰が愛して、誰が旗を振るかですよ」と。
僕は常にそれを肝に銘じて、これからもやっていくつもりです。
あっ、熱いっ!!!
すみませんでした(汗)