広末・玉山との奇跡の映画「Presents~合い鍵~」 | 森谷雄オフィシャルブログ「社長を。プロデュース」Powered by Ameba

広末・玉山との奇跡の映画「Presents~合い鍵~」

僕は本当にキャストに助けられているプロデューサーだと思う。


デビュー作をプロデュースした二人との久しぶりの作品「Presents~合い鍵~」が

12月9日から渋谷・シネクイントで公開になる。


広末さんは13年前、高知から出てきたばかり、というかまだ通っていた頃、

フジテレビの社員食堂でドラマのプロデューサーとして会った。

まだ髪が長く、いわゆる「広末カット」ではなかった。

「広末さんは髪が短い方が似合うかも」と無責任な事を言った3週間後。

再び会った時には短い広末カットになっていた。


え?マジ?責任重大?


と思ったが、その後の彼女の活躍に少し親心みたいなものを感じて、

4作品連続で、一緒に作品づくりをした。

深夜の「ハートにS」。

連ドラの「沙粧妙子・最後の事件」。

高校は東京に出てくる、ということで、彼女の高校推薦が決まるのを待って、

いきなり連ドラ主演に抜擢した、「魔法のキモチ」。

大変な撮影にもめげず、見事に初主演を乗り切った。

そして「将太の寿司」。


その後、月9進出して、

高校時代に一緒に「世にも奇妙な物語」をやり、

「バベル」ではナレーションを。


そして、六年ぶりに主演作として久しぶりに一緒に作品づくりをしたのが、

今回の「Presents~合い鍵~」だ。


物凄い短期間での集中した撮影だった分、

とても想いの強いものになった気がする。

メイキングのインタビューをさせて貰ったが、

途中で彼女の話す言葉たちに涙ぐんでしまったくらいに、

今回の作品はとてもいい「再会」になった気がする。

何だか、嬉しい。


そして、玉山くんとはデビュー作「ナオミ」以来、

映画「ロッカーズ」「プレイ」

と、作品はコンスタントにご一緒していたが、

デビュー当時に「俳優はハートだよ。特に男優は」という生意気な事を僕が言ったらしく、

「その言葉がいつも心にあった」と前回の『プレイ』の時に言ってくれた。

嬉しかった。


彼とする仕事は常にテーマを決めて向き合うことにしている。

例えば今回で言えば「ナチュラルな玉山」だ。

作り込みすぎない、肩の力を抜いた玉山鉄二を見たかったのだ。


見事だった。


タイトなスケジュールの中、

初共演となる広末・玉山の二人。

彼らの演技が逆に現場を引っ張ってくれた気がした。

つまり、芝居が良いから撮りやすい。ということだ。

芝居が作品のクオリティを上げていくのを今回は目の当たりにした。


広末の微妙な表情。

玉山の台詞のニュアンス。


45分映画。

21時からの新しいデートムービー。

といった挑戦に、二人のパワーが最高に化学反応している!!!!!


今作のオファーを二人にする時、正直、無理かもな・・・と思った。

全国公開の大作に主演している二人が、

真逆のチャレンジャー作品に果たして出てくれるのか?


答えは「イエス」だった。


驚きと共に、作品への気持ちの高ぶりとチャレンジ精神が一気に盛り上がった。



作品は現在、まだ編集中だ。

なんというチャレンジをしているのだろう。


でも、そのチャレンジに今、

確実に広末・玉山が奇跡を起こしてくれている。


本当にありがたいことだ。

と、思う。



かわいらしい映画になると思う。


12/9から公開です。


是非、ご覧下さい。