映画のスタッフ、テレビのスタッフ | 森谷雄オフィシャルブログ「社長を。プロデュース」Powered by Ameba

映画のスタッフ、テレビのスタッフ

最近、技術革新がめざましく、昔のようにフィルムで撮影をしなくても

映画が撮れるようになった。

つまり、僕のように映画をやりたいと思いながらテレビで育った人間も、

映画に参入でき易くなってきた。


そんな中、僕のよくやることだが、映画の良いところ、テレビの良いところ、

両方を踏襲して映画を作りたいと思ってしまうので、

両界からスタッフを集めるという方法を取ったりする。

しかし。。。。

そこにどうしても摩擦が生まれてしまう。

一般的な印象として、

「テレビのスタッフはフットワークが軽い」

「映画のスタッフはフットワークが重い」

というのがあるらしいが・・・

それは個人差だとは思う。

ただ、基本的に作品に関わる者としては、「ベストを尽くす」という事が大切で、

軽い重いというのが問題ではない。


僕の私見では、

映画の美術さんは素晴らしいと思います。

言ってしまえば見えないところまで細かく飾り、

空気を作ってくれます。

写るものは本当に命ですから、そこは大切にしたいです。

テレビの技術パートはやはり作業が早い、という印象です。

オンエアというものに追いかけられているという日々の鍛錬が

そのスピードを作り上げているのかも知れません。


といっても、どちらのどのパートが優っているとは

一概に言えません。


あとは監督の采配一つで「いいとこ取り」をすればいいのです。


僕は「映画のスタッフであろうが、テレビのスタッフであろうが関係なく、

作品に対しての向き合い方が素晴らしい人と作りたい」というのが基本です。

ただ実際、僕のプロデューサーという立場が、監督とは違う分、

監督がその采配を間違えたときは大変です。

特に僕は新しく若い「組を持たない」監督と組む回数が多く、

なかなか現場的にスタッフ間の掌握力がない監督が来ると、

意外と大変なことになるという事態にたびたび遭遇する。

「映画のやつらは」

「テレビのやつらは」

ええかげんにせんかい!!!

そんな事関係ない!!!

そう言っている人間がそういった妙な敷居を作ってしまうのだ。


優秀なスタッフとは常に出会いたいに決まっている。

大概、上記のようなことを言い出す人に優秀な人はいない。


僕はお互いに良い部分を出し合えれば、それでいいんじゃないか?

と思う。

そのためには僕も現場で

「肩組めー!!!」とこれからどれだけできるのか?

そういった人が一番大切だ。

「肩組めー!!!」のできる人だ。


それはどの世界でもそうかも知れない。


「輪になれ」

「肩組め」

これが基本なのだから。。。。