イタリアの状況を見ていると、日本も医療崩壊を防ぐのは無理なのかもしれません。
患者数が増えていけば入院するベッドがなくなります。
挿管して呼吸器をつけるなんてもってのほかというくらい。
イタリアでは60歳以上はコロナの重症肺炎であっても呼吸器管理はしてもらえなくなりました。
現代においてこれが何を意味するのかおわかりでしょうか?
現場は地獄だと思います。
武漢と同じ事になってしまったんですね。
武漢では自宅でコロナ肺炎で死ぬ人数の方が病院で亡くなる人の数より多くなっていました。
そう聞きながら「本当にそうなんだろうか?」と思っていましたが
イタリアの今の惨状を目にして、
やはりとんでもない事になるウイルスなんだなと。武漢で起きていたと言われていた事は本当だったんだなと。
さてさて
日本人はどうしたらいいでしょう。
メディアでは自民党の政策にいちいち文句つける変な人ばかりが出てきます。
その論調が強くなりすぎて、皆をPCR検査するというような発言を安倍首相にさせちゃいました。
私は、間違ったら「ごめんなさいと謝って正す」これが柔軟にできることが大切だと
常々思っています。
失敗は誰にでもあります。
まして初めてのこと、何が正解かなんてわかりません。
はっきり言いますが、PCR検査増やしたら、、、、日本は終わるかもしれません。
多分終わると思います。(間違っていたらすみません)
コロナの重症肺炎はPCR検査をしようがしよまいが、なる時はなるんですね。
勝手に治ってしまうコロナ感染の人にまで、医者がいちいち防護服着替えてドライブスルーにしても何にしても何人も検査をやっちゃったらどうなると思いますか?
そこに医療従事者や資材がとられるでしょう?
重症でない肺炎でもベッドに空きがあったら入院となりますよね。
で、あっという間に満床です。
どこかの変なエセ医者が、「ベッド数を増やせばいいじゃないか!!」って
言ってましたけど、そのベッドサイドに行く医者と看護師いませんけど??です。
あんたが診たら?って思いましたが、あのエセ医者に見てもらうくらいやったら
1人で養生している方がましかもしれません。
要するにコロナであろうがなかろうが勝手に治る人は家で養生!!(これ鉄則です)
もちろん解熱剤などの処方はするべきだし、抗生剤が必要そうになったら処方するべきです。
要するにここは外来医者の技量だと思っています。
開業医がここで逃げてはいかんのです。
肺炎があるのか、肺炎があっても比較的元気なら家で養生になっていくでしょう。逆に肺炎がなくても酸素飽和度という数字が低いなどの直ちに生命に関わる状態ならそれは入院が必要でしょう。
臨床医にそのあたりをすっ飛ばして押し付けてPCR検査を好き勝手にオーダーするなんてもっての他です。
本来は国が指針を変更して、PCR検査はこれまで通り保健所を通して行うということで
私はいいと思います。
これは最初から私が思っていたわけではありません。
もっと簡単に検査できたらいいなーとか、そんな悠長な事思っていたんですよね。
でも日々いろいろなニュースを目にして自分なりに論文など読んで
動きの鈍い脳味噌をフル回転しながら考えているんです。
どうしたらいいやろう??って。
暫定的ではありますが、
今の私が一番指示する方法は、「今まで通りのスピードでPCR検査をする」ということで
いいと思います。
中国ではおそらく今はPCRやっていませんよ。
イタリアはやり過ぎちゃったのかもしれません。
ニューヨークもあんなことになってしまっています。
周りがいくら責めようとも、アホなメディアやマスゴミや変なエセ専門家の
意見なんて嘘っぱちなんだから、日本は鎖国でもするくらいの気持ちで
突っ走りましょう。
そこに勝機があるかもしれません。
大体、開業医は私も含め高齢者が多く医療崩壊が起こったら
家で死ななあかんカテゴリーです。
本当に医療が必要な人に届ける。
エセヒューマニストの言うこと
「高齢者は早期からの介入が大切なんですねー。それで致死率さがります」
これもねー、、、
正直ね、あんたみたんか?高齢者の重症コロナ肺炎自分で診断してみたんか?って
言いたいですよ。
イタリア人の今現場で働いている医師は
高齢者は肺炎になる方は本当にすごい確率で亡くなっていき救命できないと言っていました。早期介入が致死率下げるっていうデータどこにあるんや?
それで20歳代の子達が何人も死んでいいのか?
なぜならイタリアでは20歳代以上になってくると呼吸器管理をしないといけない人が増えてきたようです。(19歳以下では稀だと言ってました)
だからイタリアでは60歳以上の治療が切られたんです。要するにその下の世代が病気で倒れてるんです。
PCR検査数増加には断固反対です
必要な人にだけするんです。それが緊急事態の医療です。