滋賀県守山市で内科・脳神経内科を標榜しております

守山さくら内科クリニックです

 

 

朝起きると、まずニュースをチェックします。

1)今日はエジプトのクルーズ船内での感染者数十名の話。発端は台湾系アメリカ人だとか(この台湾系とつけるあたりは、アメリカが感染の大元は中国だぞと言いたいのか)。台湾は台湾とは全く関係がないと表明。

2)イタリアでは死者数が大幅増加し、今のところ先進国での致死率は最悪のようです。5%程度

3)ドイツ人旅行者が1週間前にエジプトに入り、数日後から風邪症状、2日後にエジプトで亡くなったとのこと。ドイツ人の死亡者としてもエジプトでの死亡者としても初めてのことらしいです。

 

さて日本は土・日の発生件数はどうしても検査数が少ないせいか減っている可能性が・・・

今日の感染者数に注目です。

日本では今のところ爆発的増加には至っていないようですが、(検査数の少なさはもちろん関係ありますが重症者の少なさからもそれほどの爆発的流行はないと思われます)

しかし名古屋では男性が死亡したり、山梨で重体になっている若い青年の報告があったり

心配なニュースが少し出てくるようになりました。

 

このウイルスとは一体何なのか

恐ろしいことだけは間違いありませんが

日本でのやんちゃぶりは武漢・イラン・イタリアと比べると大人しいように見えます。

 

今までの感染が生じやすい状況から私個人が考えるウイルスになるだけかからない策として・・

1)人と大声で喋りあわない(唾だしながら)

2)人とは離れて接触する(日本人の社会性の乏しさという特質から人とあまり濃厚にかかわりません。ましてやハグとかキスとかそんな事したらTwitterであげられるレベルの社会規範ですから)

3)集会はしない。キーワードは宗教的集まりと思っています。決して宗教を責めているのではありません。単に今回のoutbreakは宗教的集まりから端を発するケースが目立ちました。

密集した場所で祈りを捧げながら皆頭を突き合わせてお祈りをする・・。

これはライブにもあてはまります。

ライブはパフォーマーが教祖様で舞台にいて、その信者さんたちが観客という図式です。

熱狂しながら唾を飛ばしながら叫ぶ。

ウイルスにとっては絶好の場所かと

4)屋形船、居酒屋などでの密な会話をしながらの会食

クルーズ船ではやはり立食形式の食事だったり、あるいは感染者がウェイターにうつし、そこから広まるという説もあります。大勢が集まる場所での食事は危険かと。

5)家庭内感染

これは今日も報告されていた亡くなられた男性はその奥様が感染者だったようです。

感染者が1人いるといかに家の中にコロナウイルスが存在し、同居者達が感染していくことは明白です。

言えば、家庭内での過ごし方というのは一番難しいんですが。

 

 

WHOがどう言おうと、もうパンデミックです。

マスクは出来るだけしておいた方が無難です。手に入らない状況ではしょうがないので

とにかく手洗い・うがいをして、手で顔を触らないように。

人と対面で話さないように。

 

イランの状況は分かりませんがイタリアは医療崩壊レベルであろうかと推察します。

爆発的に患者数が増えるということがいかにおそろしいことであるか。

 

とにかく今は家になるだけじっとしているのが一番です。

突然なくなったご高齢の方、髄膜炎になられた男性、おきの毒です。

でもその例を一つでも出さないように最善を尽くす事はいいのですが

この例を挙げて、外来に来た人全員に検査を施工したり、軽症の方でもすべて入院していただいていたらもっと多くの命が犠牲になる可能性があるのです。

トリアージとはそういうもので、時に残酷な決断もしないといけないんです。

(ただ髄膜炎の男性はもう少し早く気付けなかったかと・・・医療関係者のコロナウイルスに関する知識量アップの徹底が大切ですね。)

決してマスコミの煽動にのっからぬよう、皆様しっかり自分の目でみて

色々な意見を参考にして行動してください。

基本的にテレビでしている報道にはかなりの嘘・デマがまぎれています。

視聴率を取るためでしょうか?

国民の命をも犠牲にして視聴率をとりたいなら、とりあえず

マスコミが自粛して自宅待機していただきたいものです。

 

本当の本当の現場で働いている医療関係者は、昼間からテレビに出演して話す時間などなく、そう言った話には単なる理想論であったり、手前かってな持論であったりするわけです。だって未知のウイルスなのにわかったような事を断定的に話すなど言語道断です。

誰にもわからないからこそ、皆が知恵を絞っているのです。

 

今のところ日本はなんとか頑張っています。

ここからどうなっていくのかわかりませんが

決して極端に走る事のないよう行きましょう。

 

私の一番好きな言葉は「過ぎたるは及ばざるが如し」

何事もほどほどに。

ただ今この時は頑張りましょう!!