当クリニックは内科・神経内科を専門としており

比較的神経難病などのややお身体が不自由な方が多いかと思います。

 

ただ町のクリニックとして

風邪・頭痛などのよくある疾患ももちろん診療させていただいております。

基本的には予約診療ですが、初診あるいは予約外の方もお時間がかかることが

ありますが見させていただいております。

 

この新型コロナウイルスで、風邪症状に関しては基本的には国が定める基準に沿って

自宅療養をお願いしたいと思っています。

ただ、国の定める基準に合わなくても症状がいつもと違うとか、あるいは基礎疾患が

あって心配である、また高齢のため早めに見てほしいという場合

受付でお話しを伺い、診察させていただけそうな方であれば診察にあたっております。

その場合に症状から明らかに保健所や相談窓口にご連絡をいただいた方がいい場合は

それをお願いすると思います。

 

お待ちいただく場合は、車で起こしたいただいた場合はクリニック内ではなく

車の中でお待ちいただきたいです。

もし車などでのお越しではない場合は、マスクを必ずしていただき手指の消毒をお願いし、直ちに診察させていただく予定にしております。

院内での二次感染を出さぬように細心の注意を払って参りたいと思います。

 

本日診察を終えまして

風邪症状の方はそれほど多くありません。

ただご心配で、政府が定める基準に合わなくても来院されることもあります。

毎日のようにテレビでの怖いくらいの報道を見ているとそうなってしまうのも

わかります。

ただコロナかどうかという診断はおそらくどの医者にも無理だと思います。

症状が軽ければ軽いほど、全くわからないと言っていいかと思われます。

やはり自宅での安静、療養をするしかありません。

普通の風邪なら1週間程度で治っていきます。インフルエンザであれば最初から非常に高熱が出る場合は来院して薬の処方を希望されるでしょうからそれは医療機関に伝えて

検査・処方とスムースにしてもらえるように相談してみましょう。

コロナウイルス感染であっても、驚く程症状が軽い場合はそのまま治っていくことも多いようです。

ただ問題はコロナ感染であった場合に、どの程度で社会に出ていいのかという

基準がまだはっきりしていません。

コロナとわからないので通常の風邪でも2週間自宅待機しないといけません。

この辺りはグレーすぎて、どうするべきかという明確な回答はありません。

 

まあ感染者を調べるのではなく

風邪症状で自宅待機を2週間終えた人のPCRをしていくという事が有効なんでしょうか?

うーん、これもわかりませんが、そうでないと2週間近く続いた風邪症状の方は

怖くて社会に出ていけなくなりそれこそ恐怖が社会全体を包み込んでしまう事になります。

確かに偽陰性という問題があり、検査に絶対はないのですが

感染初期の偽陰性と2週間の自宅待機を終えた風邪症状の方の偽陰性では

その意味は違ってきます。

風邪症状はなくなり、陰性と出たのなら、マスクをして社会活動を開始してよいのではないかと考えますが、これも今後の日本での感染者の状況から変わってくるのかもしれません。

今はどうするのが最もいいのかということすらわからず、皆が手探りでやっています。

でもこのウイルスは相当数の死者を出すことだけは間違いありません。

だから絶対に注意すべきですし、不用意に人を感染してしまうという行為だけは

避けないといけません。

その上で手探りの中で見えてきた、かろうじての「真実?」を遂行していかざるを

得ないと思います。

 

後出しジャンケンのように、もう済んでしまったことに対して

大声を上げて非難をする人達の意見に耳を傾けないようにしましょう。

クルーズ船が失敗であったとか、、、今のPCR検査の総数の少なさへの不満とか

とにかく何でもかんでも不安を煽るような事だけを言い続ける人達の言葉に

耳を傾けないでおきましょう。

マスコミは話半分に聞いておくくらいで充分です。

自分の目の前の状況をみましょう。

パニックにならずに冷静に行動しましょう。

 

とにかく今は「自分もひょっとして感染しているかも?」という気持ちで

過ごしましょう。

家庭内でタオルの共有はやめましょう。

咳をしているのであればとにかく他の家族とは離れて生活しましょう。

高齢者がいる場合は、高齢者の近くには近づかないようにしましょう。

もし自分が風邪をひいていて、介護が必要なご高齢の方がいらっしゃる場合

一度ケアマネージャーや担当医に相談してみましょう。

今の時期にレスパイト入院という一時的な社会入院は難しいかもしれません

でももし困っていらっしゃる時はSOSを出してください。

 

お互いに助け合ってこの大変な時期を乗り切りましょう。