本日、2月20日は『アレルギーの日』です。
1966年(昭和41年)に免疫学者の石坂公成氏がアレルギーの原因となる抗体の一種、免疫グロブリンE(IgE)を発見し、同年の2月20日にアメリカで開催されたアレルギー学会において、アレルギーのIgEの発見を発表したことに由来し制定されたとのことです。
さて、口腔内でのアレルギーというと、皆さん方もご存じの金属アレルギーです。
金属アレルギーとして最も一般的に知られてるのは、ピアスやネックレスなどのアクセサリーや腕時計などをしていて痒みやかぶれ等の症状です。
直接肌に触れたところはもちろん血液によって全身に運ばれるために、色々な所に症状が現れてしまい原因をすぐに特定できない場合も多いようです
【なぜ金属でアレルギー反応が起きてしまうのか】
金属から溶出した金属イオンが、体内のタンパク質と反応し金属イオンとくっついたタンパク質が異物と認識されアレルギー反応をおこしてしまうのです。
【口腔内の金属アレルギーついて】
ここ数年、歯科治療に使われている金属が原因と考えられるアレルギーが注目されています
お口の中にも現れる金属アレルギーの症状としては、
●味覚障害
●お口の中の粘膜や舌などの疼痛
●金属色素の沈着
●口内炎、舌炎
●接触性の皮膚炎
などが考えられますが、
それ以外も慢性難治性疾患でもある掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)は、免疫異常つまり一種のアレルギー反応による厄介な皮膚炎です
【原因かも】
お口の中は、唾液や歯垢によって金属が腐食し溶けて金属イオンとなりやすい環境にあります。
そのため、お口の中の金属は時間の経過とともに溶けてイオン化し、体内に取り込まれてアレルギーの原因となることもあるのです。
身体とお口の健康を守るためにも、治療には出来るだけ身体に優しい材料を選ばれるようお勧めします
【金属を全く使用しない優しい治療】
当院では、金属を使用しない材質を用いての治療をアレルギーに敏感な方に、オススメしております!
この60代女性の患者さんは、金属冠を外してジルコニアブリッジ、オールセラミック冠、グラディア(レジン)にて治療しました。
また欠損の状態によって、ブリッジ出来ない場合は、ミラクルデンチャー(ノンクラスプ)にてノンメタル治療も可能です。
他にもセレックを用いたノンメタル治療の患者さんの場合
【セレックシステムとは?】
セレックとは動画で撮影した口腔内画像をコンピューターAI機能で、インレー(詰め物)やクラウン(かぶせ物)を設計しセラミックのブロックを自動的に削りだす装置です。
当院では2004年からセラミック冠(オールセラミック)やセラミックインレー(詰め物)を低価格でご提供しています。
【当院のセレック症例】
奥歯
左右の奥歯それぞれ2本がセレックインレーで治療しました
これで大きな口を開けて笑っても大丈夫と患者さんにも大変喜んで頂けました
前歯
左右の真ん中から2番目の被せ物をそれぞれセレック冠治療しました
とても自然な出来栄えでこちらも大変喜んで頂きました
審美的にも身体のデトックス的にも効果抜群です
身体とお口の健康を守るためにも、治療には出来るだけ身体に優しい材料/セレックを選ばれるようお勧めします。
【条件によっては医療保険内でノンメタル治療も可能ですのでご相談ください】
【保険適用のCAD/CAM冠】
CAD/CAM冠(キャドカム冠)とは2014年から保険適用になったハイブリットレジンの材質の非金属の被せ物です。
このCAD/CAM冠も当院で2004年から導入しているセレックシステムで作製することが出来るのです。
(※2023年までにセレックマシーンは何度もアップグレード済)
もっと詳しく
元々セレックシステムは保険以外のオールセラミックの被せ物を作製するドイツ製のマシーンですが、この同じマシーンを使用し、2014年から材質はハイブリットレジンで(強化プラスチック)、設計から削り出しまでの工程が全く一緒で保険適用になったのがCAD/CAM冠です。
保険適用のCAD/CAM冠は安価で出来るメリットがあります。
歯の位置や現在の歯の残っている状態によって保険適用にならない場合やまた噛み合わせ等条件により壊れやすい場合もありますのでご相談ください。
”金属を全く使用しないカラダに優しい治療”にご興味ある方はこちらへ
もりやま歯科医院
TEL:0185-25-3054
(月〜土曜日 9:00〜18:30)
Eメール(代表): info@moriyama-dent.com