あけましておめでとうございます、獣医師の江場です。
今年もよろしくお願い致します!
年が明けて冷え込む日が続きますが、皆さん体調を崩したりしていないでしょうか?
最近では院内で喉を痛めているスタッフもちらほらと…僕も風邪を引かないようにしっかりと体調管理をしたい思います。

さて、寒い時期というのは空気が乾燥し、猫ちゃんも体調を崩しやすい時期です。
「最近くしゃみをするようになった」
「鼻の周りが汚れていて、黄色い鼻水が出ている」
という主訴で来院される子が最近多く、これはいわるゆ「ねこ風邪」と言われるものです。

正式には「ウイルス性鼻気管炎」といい、ヘルペスウィルスやカリシウィルスといったウィルスが原因で引き起こされ、ヒトの風邪とは少し違います。

症状としては
・くしゃみや鼻水が出る
・涙・目ヤニが多く目が腫れぼったい、
・高熱が出る
・元気・食欲がいつもより落ちる
等が挙げられます。

大人の猫ちゃんでもストレスなとで免疫力が低下すると発症してしまいます。
また、ヒトの風邪であれば数日安静にしていれば治ることが多いですが、体力がない子猫ちゃんなどは数日でも体が弱ってしまい重篤化することもあります。
その為、上記の様な症状が出た場合はあまり様子を見たりせず、早い段階で受診に来てしっかり治療を始めていきましょう。

ウイルスにはいくつか型があり完全に防ぐことはできませんが、3種混合ワクチンを接種する事で予防やかかっても症状を軽減する事ができます。
大事な猫ちゃんの為に、年に一度のワクチン接種でしっかり病気を予防していきましょう!

獣医師 江場