さいたま県立芸術劇場というのがJR与野駅から
徒歩12,3分のところになる。
この劇場を建てるにあたって県から作定委員に選ばれた。
昔の話である。
劇場を使う立場の人間として選ばれたらしい。
用地選びから劇場規模まで決める委員会が
半年程毎月開かれ休まず出席し、
大・中・小と3劇場を造ることが決まった。
私は大ホールはいらない、
700人、500人、300人の定員でいいと言い張ったが、
出来上がったら1,000人、700人、400人となっていた!
どうして役人と政治家は大きいのが好きなんだろう。
完成して真っ先に使ったのは埼玉県出身の蜷川幸雄君だ。
おそらく彼は私が劇場建設にタッチしていたことは知るまい。
私が俳優としてこの劇場に出演したのは15年後の事だった。
行政に対するイヤ味で書いている。
森山 周一郎