先日NHKでドラマやってましたね。
私はこのアンネ・フランクという少女が大好き。
違う翻訳で3回くらい読みました。

小学生のとき、初めて読んだのは
「悲劇の少女アンネ」
という、日記というよりは伝記で、収容所のことなど、いまいちリアルに理解できず、得体のしれないショックを覚えました。

けれど、読み終わったとき、アンネが可哀相…よりもっと、この女の子が大好きだ!と思いました。

自分が魅かれる人というのは、
どこか自分に似ているのかもしれませんが、勝手に共通点を探してみます。

私もずっと日記を書いていること。
その日記に名前をつけること。
気持ちを文章にするのが好きなこと。
物語を作るのが好きなこと。
マセていたこと。
パンク精神があること。
日記には悪口も書くこと。
シニカルなユーモアが好きなこと。

などなど、きっと気が合う…とひそかに思っています。

私だけではなく、アンネがみんなに愛されるのは、
ちゃんと理由があります。

日記の中の彼女の世界は、とても正直。
ちゃんと自分の言葉を使っています。
そしてどんな状況にいても「夢」と「現実」の両方を同じくらい見ていること。
「自分」と「自分以外」の両方を同じくらい見ていること。
この「両方」じつはとても難しいことだと思います。しかも戦争下においてはことさら。
だから、彼女の文章は心を動かします。
とても素晴らしい「洞察力」と「言葉のセンス」を持った才能あふるる「作家」です。

キュートで可愛いアンネ。
もし同じ時代に生まれていたら、友達になりたかった。なんて思います。

アンネが収容所で亡くなったのは、私が生まれる、ほんの18年前のことです。