スミレが天国へ

8/20

スミレちゃんがついに天国へ旅立って

いってしまいました。14歳と半年。

乳腺脂肪腫で肺に転移してしまい、

医者から1週間〜1カ月と言われてから

３日後くらいに旅立ちました。

脂肪腫ができたのが２年前で、

肺に転移したのは半年ほど前みたい。

ちょうど夏休みで実家に帰省していて、

スミレのお腹が傷ついてるとのことで、

見ると切られたような跡があったけど、

ちょうど姉も帰省していて、次の日に

姉が医者に診てもらったら乳腺脂肪腫で

末期だったとのこと。

1カ月前に帰省してたときは普通だった

のにこんなにも変わるなんて思っても

みなかったです。

スミレを生きて見れるのもこれが

最後だと思ったので、再び土曜に帰省しました。

帰宅した土曜の夜は相変わらず

息切れのような呼吸で、

泡のような嘔吐を何回もしてました。

医者に診てもらってからは

家の中に入れていて、

フラつきながら歩いたり、

居心地がいい場所だと座ったり休んだり

してるけど、定位置に行かせると

座らずに立ったままの状態でした。

どうやら好きな場所を探してるような感じです。

あまり野放しにすると母がうるさいので、

定位置に戻します。

午前３時くらいまで起きていて、

スミレの様子をちょくちょく

見に行ってたけど寝る気配がなく、

寝て起きてスミレを見に行くと

相変わらず息切れの呼吸で立ったまま

だったから寝てなかったと思います。

それでスミレが外を眺めているから、

窓を開けると外に出て来て、

フラつきながら歩き始め、

敷地内から出そうになったから

向きを変えると敷地内を歩き始めて、

草むらで座りこんだままになったから

スミレを抱きかかえて家の中に入れました。

しかし、窓をずっと眺めていたので、

また窓を開けると出て来て、

今度はスミレの好きなハウスの

中のいつもの定位置まで行き

座りこんでいました。

まぁ、ずっとそこにいさせるのもあれなんで

また家の中へ抱きかかえて様子を見ることに。

まだ大丈夫かなと思っていたので、

俺は近所の湖へバス釣りに。

しばらくして母から電話。

スミレの様子がおかしいとのこと。

いままで立ってたのに横になり始めて、

呼吸もかろうじてしてるような感じ

とのことで慌てて帰り、窓から家の中に

入るとスミレが横になっていて、

動かないから体をゆすると一回呼吸

するのは確認したけど、それから

動かなくなりました。

母が言うには俺がちょうど帰ったときに

動かなくなったと言ってたから、

ちょうどギリギリ見届けることが

できたかな。

でもちょっと急だなと思った。

一回呼吸したのは確認したから

あれが最後だったと思う。

月曜に火葬することになったが、

今日でも大丈夫とのことで、

ダンボールに入れて火葬場へ行き、

火葬してから自宅のスミレが好きだった

ハウスの隣に穴を掘り、そこにお墓を

作りました。

いゃー、スミレが亡くなってから

いろいろ考えさせられました。

なぜその場所に行きたがるのか

あのときなにを考えていたのか

深夜に何回目か見に行ったときに

立って寄り付いてきたときどんな

想いだったのか

とか考えても答えはでないんだけど、

スミレとのいままでのやり取りで思ったのが

知性を感じることが多く、

人間の気持ちがわかるのか？

っていうやり取りが多かったです。

と言っても幼稚園レベルくらいですけど。

思い出の写真用

1カ月前のスミレ↓

医者に連れて行った後のスミレ↓

数年前のスミレ↓